家づくりの基礎知識

気密測定に立ち会えますか?新築の現場で見ておきたいこと

気密測定に立ち会えますか?新築の現場で見ておきたいこと

住宅の性能は、図面の段階で計算できます。けれども実際に建った家がその通りになっているかは、測ってみないと分かりません。

この記事では、完成後に行われる気密測定について、立ち会えるのか、いつ行われるのか、当日どこを見ればよいのかを、感動ハウスの公開情報にもとづいて整理します。

作成者 株式会社感動ハウス(CAN DO HOUSE) 茨城県知事(般-28)第31739号 会社概要

作成日 2026年9月18日 最終更新日 2026年9月18日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

気密測定とは、何を確かめる作業ですか?

建った家に、どのくらいのすき間があるかを実際に測る作業です。図面の上の計算ではなく、目の前にある建物そのものを対象にします。

注目したいのは、これが「設計の値」ではなく「実物の値」だという点です。同じ設計図で建てても、施工の精度によって結果は変わります。だからこそ測る意味があります。

住宅性能における設計上の計算値と、完成後に実測した値の違いを2列で対比して示す図 図1 設計の値と、測った値 設計の段階で分かる 建ってから分かる 図面から計算した性能 採用する断熱材の仕様 窓やドアの仕様 耐震等級 実際のすき間の量 施工の精度 納まりの実物 想定との差 右側は測らなければ分かりません。測る会社かどうかは契約前に聞ける項目です。 図は確かめられる時期の違いを示すもので、特定の会社を比較・評価するものではありません。 出典:感動ハウス公式サイトの公開情報にもとづく整理(2026年9月13日確認)

感動ハウスは、測定について何を公開していますか?

完成した現場で気密性能(C値)を実測していることを公開しています。あわせて、樹脂フレームとLow-E複層ガラスを組み合わせた高断熱窓を標準採用しているとしています。

出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法感動ハウスの家づくり(2026年9月13日確認)。

窓は、すき間が生まれやすい部分です

壁や天井と違い、窓とドアは開け閉めするために動く部分があります。仕様と納まりの両方が結果に関わる場所です。感動ハウスが高断熱窓を標準としたうえで完成後に実測を行っているのは、仕様だけでは決まらない部分があるという前提に立った運用だと読み取れます。

数値そのものは公開されていません

C値の測定値は、同社の公式サイトに掲載されていません。そのため本記事でも数値は書きません。「実測している」という事実までにとどめています。実際の数値を知りたい場合は、展示場や現地相談の場で直接お尋ねください。

目安の数値も本記事では扱いません

世の中には目安としてよく挙げられる数値がありますが、出典を自分で確かめられないものは書かない方針です。数値の読み方は、実際に測定を行う担当者にその場で説明してもらうのが確実です。

なぜ、建ってから測る必要があるのですか?

図面どおりに施工されたかどうかは、図面を見ても確かめられないからです。同じ設計でも、現場の手数によって仕上がりには差が出ます。

住宅は工場でつくられる製品と違い、一棟ごとに異なる敷地で、異なる職人の手で組み立てられます。だからこそ、設計で狙った性能が実際に出ているかを確かめる工程に意味があります。測る会社かどうかは、この差をどう扱うかの姿勢に関わります。

測ることは、直すための材料でもあります

測定は評価のためだけに行うものではありません。数値が出れば、どこに手を入れればよいかの手がかりになります。完成前の段階で気づければ対応できる範囲も広くなります。この意味でも、測るタイミングを聞いておく価値があります。

立ち会いは、できるのでしょうか?

会社と工程によります。断れるものではありませんが、測定の日程は工程の都合で動くため早めに希望を伝えておく必要があります。

感動ハウスは、工事中の現場見学について要望にできる限り応えるとしています。ただし安全確保のため、事前に担当者へ声をかけてほしいと案内しています。測定の立ち会いも、この延長で相談する形になります。

気密測定に立ち会うための手順を、測定の有無を聞く・日程を聞く・立ち会いを申し出る・結果を受け取るという4段階で示す図 図2 立ち会いを実現するまでの流れ STEP 1 測定の有無を聞く 契約前に 確認する STEP 2 日程を聞く 工程のどこで 行うか STEP 3 立ち会いを申し出る 安全確保のため 事前に伝える STEP 4 結果を受け取る 数値と 説明を聞く 1つ目を契約前に聞いておくと、あとの3つは工程に合わせて進められます。 立ち会いの可否と日程は現場の条件によって変わります。図は確認の順番を示すものです。 出典:感動ハウス公式サイト 現場管理/新築・注文住宅(2026年9月13日確認)

日程は工程に合わせて動きます

測定は、工事のある段階まで進んで初めて行えます。天候や資材の都合で工程がずれれば、測定の日も動きます。仕事の都合をつけて立ち会う場合は、直前の連絡をどう受けるかまで決めておくと段取りしやすくなります。

当日は、どこを見ればよいですか?

測定の作業そのものより、測定の前後のやりとりを見ておくと得るものがあります。どこを閉じて測るのか、結果をどう説明するのか。

01条件|どの状態で測っているのかを聞く

02結果|その場で数値を教えてもらう

03説明|数値をどう読めばよいか聞く

04記録|結果が書面で残るか聞く

05その後|想定と差があったときどうするか聞く

最後のひとつがいちばん重要です

想定と差が出たときにどうするのか。ここに会社の姿勢が表れます。測って終わりなのか、差の原因を探して手を入れるのか。測定を行うと公開している以上、この質問には答えが返ってくるはずです。

測定以外に、現場で確かめられることはありますか?

あります。感動ハウスは全工程で現場写真を記録・共有し、毎日、基準を設けた点検と記録、その場での是正を行っています。

現場の運用としては、整理整頓、ゴミの分別、毎日の清掃、仮囲いの設置、道路の清掃、工事車両の停め方、着工前の近隣挨拶までを「家の品質と同じ基準」で工程の一部として管理するとしています。

出典:感動ハウス公式サイト 現場管理(2026年9月13日確認)。

住宅の工事中には確認できるが完成後には見えなくなる項目を、構造の納まり・断熱材の施工・配管と配線・下地の状態の4つで示す図 図3 完成すると確かめにくくなる項目 構造の納まり 上棟から内装前まで 断熱材の施工 壁を閉じる前まで 配管・配線の経路 壁を閉じる前まで 下地の状態 仕上げ前まで どれも写真が残っていれば、あとから遡って確認できます。 図は確認できる時期を示すもので、工事の品質を評価する指標ではありません。 出典:感動ハウス公式サイト 現場管理(2026年9月13日確認)

写真は言葉より確かです

壁を閉じたあとで「きちんと入っています」と言われても、確かめる手立てはありません。写真が残っていれば、疑うためではなく安心するために見返すことができます。記録が残る運用かどうかは、契約前に聞いておける項目です。

契約前に、何と聞けばよいですか?

測定の有無、対象範囲、結果の残し方。この3つを聞いておくと、あとから「聞いていなかった」という事態を避けられます。

聞くこと 確認したい内容 いつ聞くか
測定するか気密の実測を行うかどうか契約前
対象範囲全棟なのか、条件があるのか契約前
立ち会い当日の見学は可能か着工前
結果の記録数値が書面で残るか契約前
差が出たとき想定と違ったらどうするか契約前

聞くのは疑うためではありません

こうした質問をすることに気が引けるという声をいただきます。けれども、確かめられる形を先に共有しておくことは、あとから認識がずれる事態を防ぐ作業でもあります。住む側にとっても、つくる側にとっても、早い段階で決まっているほうが進めやすくなります。

答えが即答かどうかも情報です

これらは、測定を運用している会社ならその場で答えられる種類の質問です。「確認します」が続く場合は、運用が固まっていない可能性があります。どちらが良いという話ではなく、確かめられる度合いが違うという話です。

いま、どこまで確認できていますか?

下のチェックは、実測についての確認がどこまで進んでいるかを整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、聞けば済む項目が残っています。

実測についての確認チェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個確認は進んでいます。あとは日程に合わせて立ち会いの希望を伝える段階です。
2〜3個あと少しです。対象範囲と結果の残し方の2つから聞いてみてください。
4〜6個まだ設計の話だけの段階です。「建ったあとに測る項目はありますか」の一言から始めてみてください。

気密測定について、よくいただくご質問は?

相談の場で実際に多い質問をまとめました。本記事で確認できていない項目については、推測せずにその旨を記載しています。

気密測定には立ち会えますか?
会社と工程によります。感動ハウスは完成した現場で気密性能(C値)を実測しています。立ち会いの可否と日程は現場ごとに変わるため、着工前の打ち合わせでご確認ください。

感動ハウスのC値はいくつですか?
測定値は公式サイトで公開されていません。本記事でも数値は書かず、実測しているという事実にとどめています。実際の数値は展示場や相談の場で直接お尋ねください。

C値の目安は何ですか?
本記事では目安となる数値を扱いません。出典を確認できる自社データがないためです。数値の読み方は、測定を行う担当者に直接ご確認ください。

測定は全棟で行われますか?
感動ハウスは現場での気密実測を行うと公開していますが、実施範囲の詳細までは公開情報から確認できていません。ご自宅が対象になるかは、契約前にご確認ください。

測定のほかに、現場で確かめられることはありますか?
感動ハウスは全工程で現場写真を記録・共有し、毎日、基準を設けた点検と記録、その場での是正を行っています。写真が残るかどうかも、契約前に聞いておける項目です。

次に何をすれば判断が進みますか?

資料で、建ったあとに何を測るのかを見ることです。測る項目が書かれているかどうかは、施工にどこまで責任を持つ構えかに関わります。

感動ハウスは茨城県・栃木県で新築注文住宅を承っています。資料は氏名・メール・電話の3項目で請求でき、住所の入力は不要です。訪問営業はいたしません。展示場は茨城県つくば市・土浦市と栃木県上三川町にあります。

建ったあとに測る項目を、まず資料で確かめる

入力は氏名・メール・電話の3項目のみ。住所は不要で、訪問営業はいたしません。

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