耐震・構造の知識

茨城県でテクノストラクチャーの工務店を選ぶ3つの確認点

茨城県でテクノストラクチャーの工務店を選ぶ3つの確認点

茨城県で「テクノストラクチャーの家を建てたい」と考えて工務店を探すと、採用している会社が複数出てきます。そこで多くの方が止まります。同じ工法なら、どこで建てても同じなのだろうか、と。

結論から書きます。同じではありません。工法は材料と設計の枠組みであって、その枠組みをどこまで使い切るかは会社ごとに違うからです。この記事では、その違いがどこに出るのかを3つの確認点にまとめます。

作成者 株式会社感動ハウス(CAN DO HOUSE) 茨城県知事(般-28)第31739号 会社概要

作成日 2026年9月14日 最終更新日 2026年9月14日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約10分

テクノストラクチャー工法とは、どんな家のつくり方ですか?

従来の木造軸組工法に、パナソニック独自の金属梁「テクノビーム」を組み合わせた住宅構造です。木の弱点である横方向の力を鉄で補うことで、木造の設計自由度を保ちながら、たわみやゆがみに強い骨組みをつくります。

木造住宅で梁が担うのは、屋根や2階の重さを受けて柱へ流す役割です。木は縦方向の力には強い一方、横方向にかかる力ではたわみが出やすい。この弱点に対して、木の梁の芯に鉄を通す発想で生まれたのがテクノビームです。感動ハウスはこの工法を採用しており、木の質感と鉄の強さを組み合わせた骨組みで家を建てています。

一般的な木造軸組工法とテクノストラクチャー工法で、梁の素材と設計の考え方がどう違うかを2列で対比して示す図 図1 一般的な木造軸組と、テクノストラクチャー工法の違い テクノストラクチャー工法 一般的な木造軸組 梁は木と鉄の複合梁 横方向の力を鉄が受ける 柱や壁を減らしやすい 構造計算を全棟で実施 梁は木材 横方向はたわみが出やすい 柱や壁で強さを確保 壁量計算が中心 同じ木造でも、梁に何を使うかで間取りの自由度と強さの確かめ方が変わります。 テクノビームの接合部強度は木材の梁に対して約3倍とされていますが、条件があります。 出典:パナソニック テクノストラクチャー総合カタログ(2026年2月現在・感動ハウス公式サイト掲載の出典表記)

「テクノビーム」がしていること

テクノビームは、木の梁と鉄の梁を貼り合わせた複合梁です。木は軽く加工しやすい反面、長い距離を渡すとたわみます。鉄はたわみに強い反面、そのまま住宅に使うと熱を伝えやすく重い。両方の性質を組み合わせて、長い距離を渡しても下がりにくい梁にしたのがテクノビームです。その結果、柱を立てずに渡せる距離が伸び、一般的な木造では諦めることの多い間取りが選択肢に入ります。

感動ハウスがこの工法を採用している理由

感動ハウスは、住んだあとの「想定外」を減らすことを家づくりの方針にしています。引き渡してから床が鳴る、建具が閉まりにくくなる、といった不具合の多くは骨組みの動きに関係します。強さを事前に確かめてから建てられる工法を選ぶことは、その方針をかたちにする手段のひとつだと考えています。

出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法のページ(2026年9月6日確認)/パナソニック テクノストラクチャー総合カタログ(2026年2月現在・感動ハウス公式サイト掲載の出典表記)。

茨城県でテクノストラクチャーの家を建てられるのはどんな会社ですか?

パナソニックの工法を採用した工務店・住宅会社です。茨城県内にも複数あり、感動ハウスもその一社です。ただし採用しているという事実だけでは、構造計算をどこまで行うか、書面を渡すかまでは分かりません。

工法の採用は、いわば道具を持っているという状態です。その道具をどう使うかは会社の方針で決まります。同じテクノストラクチャーでも、構造計算を全棟で実施する会社と、必要な棟だけ行う会社があります。計算結果の書類をお客様に渡す会社と、社内に留める会社があります。見学に行ったとき、この差は建物を見ただけでは分かりません。

感動ハウスの場合

感動ハウスは、テクノストラクチャー独自基準の構造計算を全棟で実施しています。項目数は388項目、多雪区域では440項目です。そのうえで全棟が耐震等級3(許容応力度計算を標準)で、お引き渡しの際にパナソニックが発行する構造計算書と構造計算保証書をお渡ししています。

この388項目という数字は、パナソニックのテクノストラクチャーが定めている独自基準の項目数であって、法令で決められた数ではありません。本記事では、2階建て以下の木造住宅にどの計算が法的に求められるかという制度の話には触れず、感動ハウスが実際に何をしているかだけを書いています。制度の要否は改正が続いている領域のため、判断が必要な場合は設計者に直接ご確認ください。

出典:感動ハウス公式サイト 会社概要(建設業許可:茨城県知事(般-28)第31739号)・選ばれる理由|テクノストラクチャー工法(2026年9月6日確認)。

工務店を選ぶとき、構造について何を確認すればよいですか?

確認したいのは3つです。構造計算を全棟でやっているか、その結果を書面でもらえるか、そして耐震等級がいくつで標準化されているか。この3つは口頭ではなく、書類の名前で答えてもらえる質問です。

01構造計算は全棟ですか、それとも希望した場合ですか|「必要に応じて」という答えなら、自分の家が対象になるかを重ねて聞いてください

02計算結果は書面でもらえますか。名称は何ですか|書類名で答えられるかどうかが分かれ目です

03耐震等級はいくつが標準ですか|「等級3相当」と「等級3」は別の意味になることがあります

3つとも、契約前に聞ける質問です。そして答えが会社ごとに違います。同じ工法を採用していても、ここで差が出るというのが、この記事の最初に書いた「同じではない」の中身です。

工務店に構造について確認するとき、どの順番で何を聞くかを4段階で示す図 図2 構造について確認する順番 STEP 1 工法を聞く 何工法か 梁は何か STEP 2 計算を聞く 全棟か 項目数は STEP 3 書面を聞く もらえるか 書類名は STEP 4 等級を聞く 標準は等級いくつか 「相当」か否か 順番に聞いていくと、口頭の説明が書類の名前に変わっていきます。 会社によって答えが変わる項目です。複数社に同じ順番で聞くと比べやすくなります。 出典:感動ハウスが現地相談で実際にご説明している内容(2026年9月時点)

「等級3」と「等級3相当」の違い

耐震等級は住宅性能表示制度の区分で、等級1が建築基準法の水準、等級3がその1.5倍の力に対して倒壊しないとされる水準です。注意したいのは「相当」という言葉で、これは第三者機関の評価を受けていないが同等と考えている、という意味で使われることがあります。どちらなのかは、聞けば答えてもらえます。

書面が残ると、あとで効いてくる

構造計算書と構造計算保証書は、建てた直後にはあまり使いません。効いてくるのは10年後、20年後です。リフォームで壁を抜けるか判断するとき、将来お子さまの代へ住み継ぐとき、家の素性が書類で分かることが判断材料になります。感動ハウスでは、お引き渡しの際に書類の見方と保管についてもご説明を添えています。

木の梁と鉄の梁では、間取りにどんな違いが出ますか?

柱を立てずに渡せる距離が変わります。その結果、柱の少ないLDK、吹き抜け、車を入れるための大きな開口といった間取りが検討しやすくなります。構造の話は、住み心地よりも先に間取りに表れます。

テクノストラクチャー工法で対応できる間取りの種類を、感動ハウスが公開している例で示す図 図3 テクノストラクチャーで選択肢に入る間取り 大空間のLDK 対応 高い天井・吹き抜け 対応 ビルトインガレージ 約6mの大開口 狭小地の3階建て 対応 感動ハウスが自由設計で対応できる間取りとして公開している例です。 実際に成立するかは敷地条件と構造計算の結果によります。図は対応可否を示すもので、性能の比較ではありません。 出典:感動ハウス公式サイト 新築・注文住宅ページ(2026年9月6日確認)

できることが増えると、決めることも増える

間取りの選択肢が広がるのは良いことばかりではありません。柱を減らせると分かると、要望が膨らみます。感動ハウスの進め方は、まず希望の間取りをそのままプランに起こし、ご契約後に1棟ごとの構造計算で成立するかを確かめるというものです。計算の結果が思わしくない場合は、希望と両立する解決策を探して設計を見直します。

つまり「できません」で終わらせず、叶え方を計算で探すという順番です。この進め方は、構造計算を設計の途中に置いているからこそ成立します。見学に行かれたときは、プランがどの段階で構造の確認を受けるのかも聞いてみてください。

強さと、あたたかさは別の話です

構造の強さを確かめても、それだけでは冬の寒さは変わりません。骨組みが担うのは地震や風に対する強さで、室内の温度を左右するのは断熱と気密だからです。感動ハウスは、樹脂フレームとLow-E複層ガラスを組み合わせた高断熱窓を標準とし、完成した現場で気密性能(C値)を実測しています。

ここで大事なのは、実測しているかどうかです。断熱と気密は設計上の計算値と、実際に建った家の数値が一致するとは限りません。現場で測って初めて、その家の実際の性能が分かります。感動ハウスは公式サイトでC値の測定値そのものを公開していないため、本記事でも数値は書きません。実際の数値を知りたい場合は、展示場や現地相談の場で直接お尋ねください。

工事が始まってからは、何を見ておけばよいですか?

現場です。構造の強さは書類で確かめられますが、施工の丁寧さは工事中の現場にしか表れません。整理整頓、ゴミの分別、近隣への挨拶。この3つは、見学を申し出れば誰でも確認できます。

感動ハウスは、現場の整理整頓・ゴミの分別・仮囲いの設置・道路の清掃・着工前の近隣挨拶までを工程の一部として管理しています。全工程で現場写真を記録・共有し、毎日、基準を設けた点検と是正を行う運用です。工事中の現場は、これからご近所になる方が毎日目にする場所でもあります。

整理された現場は事故が起きにくく、部材の傷や取り違えも防ぎやすい。

きれいな現場は、丁寧な施工の結果です。

出典:感動ハウス公式サイト 徹底した現場管理新築・注文住宅(2026年9月6日確認)。上記は同社サイトの記載を引用したものです。

引き渡したあとも続くもの

感動ハウスは、お引き渡し後に24時間365日のすまいサポートを用意し、入会費・年会費が無料のオーナーズクラブで定期点検の案内や暮らしの情報を届けています。構造計算書と構造計算保証書を渡す方針と、この体制はつながっています。書面で家の素性を残し、点検で状態を追う。住んでからの「想定外」を減らすという方針を、設計・施工・引き渡し後の3つの段階で分担しているという見方ができます。

見学は事前に声をかけてから

工事中の現場は作業のただ中にあります。感動ハウスは見学の要望にできる限り応えていますが、安全確保のため事前に担当者へお声がけくださいとご案内しています。見学の可否そのものより、「いつ見に来ていただいても大丈夫です」と言える状態を保っているかどうかが、会社を見分ける材料になります。

我が家の場合、どの確認から始めればよいですか?

下のチェックは、いま何が決まっていて何が決まっていないかを整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、構造の話より先に土地や資金の順番を整理したほうが進みやすい段階にあります。

工務店選びの前に整理しておくこと(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個構造や工法を比べる段階に入っています。この記事の3つの確認点を、候補の会社に同じ順番で聞いてみてください。
2〜3個間取りと資金のどちらかが未整理です。展示場での相談は、工法の話と資金計画の話を一度にまとめると効率的です。
4〜6個まず全体の順番を整理する段階です。土地・資金・間取りのどれから手を付けるかを、相談の場で一緒に組み立てるところから始められます。

決まっていないほうが、相談しやすいこともあります

感動ハウスは、何も決まっていない段階でのご相談を歓迎しています。土地探しや資金計画など「何から始めれば」の段階こそ役に立てる、という考え方です。展示場の見学だけでも歓迎で、しつこい営業連絡はしないとご案内しています。お子さま連れでの来場も歓迎です。

テクノストラクチャーの工務店選びで、よくいただくご質問は?

相談の場で実際に多い質問をまとめました。会社ごとに答えが変わる項目が含まれているため、他社をご検討の場合も同じ質問をしてみてください。

テクノストラクチャーは、どこの会社でも建てられるのですか?
パナソニックの住宅工法で、採用している工務店・住宅会社が全国にあります。茨城県内にも複数あり、感動ハウスもその一社です。ただし同じ工法でも、構造計算をどこまで実施するか、書面をどう渡すかは会社ごとに違います。契約前に確認してください。

構造計算書と構造計算保証書は、必ずもらえるものですか?
会社によります。感動ハウスでは、テクノストラクチャー工法の家のお引き渡し時に、パナソニックが発行する構造計算書と構造計算保証書をお渡ししています。ほかの会社で建てる場合は、書面が交付されるかどうかを見積りの段階でご確認ください。

テクノストラクチャーだと、間取りの自由度は下がりませんか?
逆に広がる方向に働きます。木と鉄の複合梁「テクノビーム」を使うことで、一般的な木造では柱や壁が必要になる場所を減らせるためです。大空間のLDK、高い天井、吹き抜け、ビルトインガレージなどが選択肢に入ります。

感動ハウスは茨城県のどのあたりまで対応していますか?
茨城県と栃木県で家づくりを承っています。本社は筑西市で、つくば市・土浦市・栃木県上三川町に展示場があります。対応可能な市町村の詳細はお問い合わせください。

相談の段階で、構造計算はしてもらえますか?
構造計算は、ご契約後に1棟ごとに実施します。ご相談・プラン提案の段階では、どのような考え方で構造を決めるのか、過去にどんな間取りを実現したのかをご説明します。

次に何をすれば、判断が進みますか?

実物を見ることです。梁の断面、天井の高さ、柱のない空間の感じ方は、カタログの数字では伝わりません。感動ハウスは茨城県つくば市・土浦市と栃木県上三川町に展示場があります。

見学のついでに、この記事の3つの確認点を聞いてみてください。構造計算は全棟か。書面はもらえるか。耐震等級の標準はいくつか。同じ質問を複数社にすると、答え方の違いがそのまま比較材料になります。間取り・資金計画・住宅ローン・土地探しの相談も、見学の場で一緒に承っています。

展示場で、構造と住み心地を実物で確かめる

つくば・土浦・インターパーク(栃木県上三川町)の3拠点でご覧いただけます。見学だけのご来場も歓迎で、しつこい営業連絡はいたしません。お子さま連れでもお気軽にどうぞ。

展示場の来場を予約する

あわせて読みたい住まいの情報をご紹介します

関連記事