耐震・構造の知識

筑西市の注文住宅で耐震等級3を選ぶ前に見る3つの数字とは

筑西市の注文住宅で耐震等級3を選ぶ前に見る3つの数字とは

筑西市で注文住宅を検討していて、「耐震等級3」という言葉を目にした。どの会社も似たようなことを書いていて、違いが分からない——。

この記事では、耐震等級3を選ぶ前に確かめたい3つの数字を整理します。等級そのものではなく、その等級がどう確かめられたのかを見る話です。

作成者 株式会社感動ハウス(CAN DO HOUSE) 茨城県知事(般-28)第31739号 会社概要

作成日 2026年9月16日 最終更新日 2026年9月16日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

耐震等級3とは、どういう水準ですか?

住宅性能表示制度の区分のひとつです。等級1が建築基準法の水準で、等級3はその1.5倍の力に対して倒壊しないとされる水準にあたります。住宅で選べる最も高い等級です。

ただし、等級の数字だけでは分からないことがあります。その等級を、どんな方法で確かめたのかという点です。同じ「等級3」でも、確かめ方には幅があります。ここが、会社を比べるときの実質的な違いになります。

住宅の構造の確かめ方が、壁量計算の8項目程度からテクノストラクチャーの388項目まで幅があることを示す図 図1 確かめ方の幅 8項目程度 388項目 同じ木造住宅でも、何項目を確かめるかには幅があります。 「8項目程度」は壁量計算が中心の一般的な例として感動ハウスが示している数、「388項目」はテクノストラクチャー独自基準の項目数です。制度や工法一般との対比であり、特定の会社との比較ではありません。 出典:パナソニック テクノストラクチャー総合カタログ(2026年2月現在・感動ハウス公式サイト掲載の出典表記)

数字1|計算の項目数は、いくつですか?

感動ハウスの場合は388項目です。多雪区域では440項目になります。テクノストラクチャー独自基準の許容応力度計算を、1棟ごとに全棟で実施しています。

この388項目という数字は、パナソニックのテクノストラクチャーが定めている独自基準の項目数であって、法令で決められた数ではありません。本記事では、2階建て以下の木造住宅にどの計算が法的に求められるかという制度の話には触れず、感動ハウスが実際に何をしているかだけを書いています。

壁量計算と許容応力度計算

計算にはいくつかの方法があります。壁量計算は、壁の量を定量的に判断する方法です。許容応力度計算は、一棟一棟について地震時の揺れを計算し、必要な構造壁を算出していく方法です。感動ハウスは後者を採用しています。

数字2|全棟ですか、一部ですか?

感動ハウスは全棟です。ここは会社によって運用が分かれるところで、「必要に応じて」「ご希望があれば」という答え方をする会社もあります。自分の家が対象になるかどうかが変わります。

構造計算を全棟で実施する運用と、必要に応じて実施する運用の違いを2列で対比して示す図 図2 「全棟」と「必要に応じて」の違い 全棟で実施する運用 必要に応じての運用 どの家も対象になる 設計の途中で確認する 結果が出るまで見直す 書面が全戸に残る 対象になるか要確認 いつ確認するか要確認 見直しの有無も要確認 書面の有無も要確認 同じ工法でも、この運用差は建物を見ただけでは分かりません。契約前に聞ける質問です。 右列は一般的に想定される確認事項を挙げたもので、特定の会社の運用を示すものではありません。 出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法(2026年9月8日確認)

見直しがあるかどうかも聞いておく

計算をして、基準を満たさなかったときにどうするか。ここも会社によって分かれます。感動ハウスは、希望を削るのではなく希望と両立する解決策を探して設計を見直すという進め方をしています。地震・台風・大雪を想定したシミュレーションを行い、基準を満たすまで設計を見直すという方針です。

聞き方はシンプルで構いません

「構造計算は全棟でやっていますか」。この一言で足ります。方針が決まっている会社なら即答できますし、即答できるかどうか自体が判断材料になります。筑西市内で複数社を回るなら、同じ質問を同じ順番でしてみてください。

数字3|書面は、何という名前ですか?

感動ハウスの場合は「構造計算書」と「構造計算保証書」の2つです。パナソニックが発行し、お引き渡しの際に施主へお渡ししています。計算した結果が、書面として手元に残るということです。

書面が効いてくるのは、建てた直後ではありません。10年後、20年後です。リフォームで壁を抜けるかを判断するとき、将来お子さまの代へ住み継ぐとき、家の素性が書類で分かることが判断の材料になります。

出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法新築・注文住宅(2026年9月8日確認)/パナソニック テクノストラクチャー総合カタログ(2026年2月現在・感動ハウス公式サイト掲載の出典表記)。

「等級3相当」という書き方に注意

資料や説明のなかで「耐震等級3相当」と書かれていることがあります。これは第三者機関の評価を受けていないが同等と考えている、という意味で使われる場合があります。どちらなのかを確かめるだけで、比較の精度が上がります。

紙で残るものと、残らないもの

打ち合わせで受けた説明は、時間が経つと記憶から薄れます。担当者が同じ会社に居続けるとも限りません。書面はその点が違います。どんな計算をして、どの水準で設計したのかが、説明した人と切り離されて残ります。感動ハウスがお引き渡しの際に書類の見方と保管まで説明を添えているのは、この使われ方を想定しているからだと考えられます。

いま住んでいる家の耐震性は、どう調べますか?

筑西市が木造住宅耐震診断士派遣事業を実施しています。昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅を対象に、茨城県木造住宅耐震診断士を派遣し、一般診断法で診断する制度です。

診断の結果、現在の耐震基準に満たないと診断された住宅の所有者を対象に、筑西市木造住宅耐震改修等事業として耐震改修工事または建替工事の費用の一部を補助する制度もあります。新築を検討している方でも、いま住んでいる家の状態を知ってから判断したい場合には使える制度です。

建て替えか、耐震改修か。この判断は、いまの家がどの程度の状態にあるかが分からないと決められません。診断を先に受けておくと、新築の相談に行ったときに前提を共有しやすくなります。制度の対象や申請の手順は市の担当課にご確認ください。

出典:筑西市公式サイト 筑西市木造住宅耐震化支援事業(2026年3月25日更新・2026年9月8日確認)。問い合わせ先はまちづくり課 住宅係です。

我が家は、どこまで確認できていますか?

下のチェックは、耐震について確かめられていることを整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、会社に聞けば済む項目が残っています。

耐震について確かめられていること(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個ほぼ確認できています。あとは複数社の答えを並べて比べる段階です。
2〜3個書面と運用の確認が残っています。次の打ち合わせで「全棟か」「書類名は」の2つを聞いてください。
4〜6個まだ等級の数字だけで比べている段階です。この記事の3つの数字を、候補の会社に同じ順番で聞いてみてください。
耐震について住宅会社へ確認する3つの項目を、聞く順番と答えの形で示す図 図3 3つの数字を聞く順番 計算の項目数 数字で返る 全棟かどうか はい/いいえで返る 書面の名称 書類名で返る どれも口頭の印象ではなく、数字・可否・書類名という形で答えが返る質問です。 図は質問の順番を示すもので、重要度の大小を表すものではありません。 出典:感動ハウスが現地相談でご説明している内容(2026年9月8日時点)

多雪区域かどうかも確認しておく

感動ハウスの構造計算は388項目ですが、多雪区域では440項目になります。敷地がどちらにあたるかで、確かめる項目が変わるということです。筑西市内で建てる場合の扱いは、設計の相談時に確認しておくと、あとで前提がずれません。

筑西市の注文住宅と耐震等級3について、よくいただくご質問は?

相談の場で実際に多い質問をまとめました。会社ごとに答えが変わる項目が含まれているため、他社をご検討の場合も同じ質問をしてみてください。

耐震等級3は、どのくらいの強さですか?
住宅性能表示制度の区分で、等級1が建築基準法の水準、等級3はその1.5倍の力に対して倒壊しないとされる水準です。感動ハウスは全棟を耐震等級3(許容応力度計算を標準)で設計しています。

「等級3相当」と書かれている家は同じですか?
別の意味になることがあります。「相当」は第三者機関の評価を受けていないが同等と考えている、という意味で使われる場合があるためです。どちらなのかは、確認すれば答えてもらえます。

筑西市に地震のリスクはありますか?
本記事では、特定地域の地震発生確率について断定できる出典を持たないため、数値には触れていません。筑西市は木造住宅の耐震化を進めるための支援事業を実施しており、市のハザードマップとあわせてご確認ください。

等級3にすると建築費は上がりますか?
費用については、窓の数・間取り・敷地条件で変わるため、一律の金額をお伝えできません。感動ハウスは全棟を耐震等級3で設計しているため、等級を上げるための追加費用という考え方をしていません。

既存の家の耐震性を知る方法はありますか?
筑西市が木造住宅耐震診断士派遣事業を実施しています。昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅が対象で、一般診断法により診断されます。詳細は市のまちづくり課 住宅係へお問い合わせください。

次に何をすれば判断が進みますか?

資料を手元に置くことです。3つの数字——項目数、全棟かどうか、書面の名称——を紙で確認できる状態にしてから会社を回ると、聞き漏らしがなくなります。

感動ハウスは筑西市八丁台に本社があり、茨城県・栃木県で家づくりを承っています。資料は氏名・メール・電話の3項目で請求でき、住所の入力は不要です。訪問営業はいたしません。

構造の考え方を、まず資料で確かめる

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