耐震・構造の知識

家の強さの見える化とは?書面と記録で確かめる5つの方法

家の強さの見える化とは?書面と記録で確かめる5つの方法

住宅会社の説明で「強い家です」と言われたとき、その強さを自分で確かめる方法はあるのでしょうか。完成した家は、壁の中も床下も見えません。

この記事では、家の強さを「見える化」するとは何を指すのか、どの段階で何が確かめられるのかを、感動ハウスの公開情報にもとづいて整理します。

作成者 株式会社感動ハウス(CAN DO HOUSE) 茨城県知事(般-28)第31739号 会社概要

作成日 2026年9月15日 最終更新日 2026年9月15日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約7分

家の強さの見える化とは、何を指しますか?

あとから確かめられる形で残っているもののことです。具体的には、計算結果、等級、工事中の記録、完成後の実測値、点検の履歴。この5つが代表的な形になります。

反対に、見える化されていない状態とは、説明を受けただけで何も残らない状態を指します。「しっかり計算しています」「丁寧に施工します」。どちらも事実かもしれませんが、確かめる手立てが残りません。

家の強さを確かめる方法を、構造計算書・耐震等級・現場写真・気密実測・点検記録の5つに分けて、確かめられる時期とともに示す図 図1 家の強さを確かめられる5つの形 構造計算書・保証書 引き渡し時に受け取る 耐震等級 設計の段階で決まる 工事中の現場写真 着工から引き渡しまで 気密(C値)の実測 完成した現場で測る 定期点検の記録 引き渡し後に積み上がる 時期が違うので、契約前に「どれが残りますか」と聞いておくと確認漏れが防げます。 5つすべてが残る会社もあれば、一部だけの会社もあります。図は形の種類を示すもので、会社間の優劣を示すものではありません。 出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法/新築・注文住宅/現場管理(2026年9月13日確認)

計算結果は、どんな形で残りますか?

書面です。感動ハウスは、お引き渡しの際にパナソニックが発行する構造計算書と構造計算保証書を交付しています。計算した内容そのものと、計算を行ったことを証する書面の2点です。

計算の中身は、テクノストラクチャー独自基準の許容応力度計算を1棟ごとに388項目(多雪区域では440項目)。これは法令上の基準ではなく、この工法の独自基準として設けられた項目数です。

出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法(2026年9月13日確認)。

計算のタイミングは契約後です

感動ハウスの進め方では、まずご希望の間取りをプランに起こし、ご契約後に1棟ごとの構造計算でそのプランが成立するかを確かめます。結果が思わしくない場合は、ご希望と両立する解決策を探して設計を見直します。

等級は、どこまで分かる指標ですか?

設計の段階で決まる、共通のものさしです。感動ハウスは全棟を耐震等級3で設計し、許容応力度計算を標準としています。

ただし等級は、その家の強さを1つの段階で表したものです。同じ等級3でも、どんな計算方法で確かめたかは会社によって違います。等級の数字だけでなく、確かめ方まで聞くと解像度が上がります。

確かめる項目 感動ハウスの公開内容 聞き方の例
耐震等級全棟 等級3(許容応力度計算を標準)標準ですか、オプションですか
計算方法テクノストラクチャー独自基準の許容応力度計算どの計算方法で等級を確かめますか
計算項目数388項目(多雪区域440項目)何項目を確認しますか
書面の交付構造計算書+構造計算保証書引き渡し時に何が残りますか

出典:感動ハウス公式サイトの比較表には「※出典:パナソニック テクノストラクチャー総合カタログ(2026年2月現在)。本表は制度・工法一般との対比であり、特定の会社との比較ではありません。」という注記が付いています。

等級は共通のものさしです

等級のよいところは、会社をまたいで比べられる点にあります。独自の呼び名で語られる性能は比較が難しいのに対し、等級は制度で定義された段階なので、A社の等級3とB社の等級3を同じ土俵に乗せられます。まず等級を聞き、そのうえで確かめ方を聞く。この順番だと話が噛み合いやすくなります。

工事中は、何が記録として残りますか?

写真です。感動ハウスは全工程で現場写真を記録し、共有しています。壁を閉じたあとでは見られない部分が、写真として残ることになります。

あわせて、現場の整理整頓、ゴミの分別、毎日の清掃、仮囲いの設置、道路の清掃、工事車両の停め方、着工前の近隣挨拶までを「家の品質と同じ基準」で工程の一部として管理し、毎日、基準を設けた点検と記録、その場での是正を行う運用としています。

出典:感動ハウス公式サイト 現場管理(2026年9月13日確認)。

記録が残ると、あとから遡れます

住み始めてから気になることが出たとき、写真が残っていればその部分がどう施工されたかを遡って確認できます。記録がなければ、壁を開けるしか確かめる方法がありません。記録は、将来の選択肢を残す作業でもあります。

完成したあとは、何を測れますか?

気密性能です。感動ハウスは、完成した現場で気密(C値)を実測しています。設計上の想定ではなく、建った家そのものを測る作業です。

ただし、測定値そのものは公式サイトで公開されていません。そのため本記事でも数値は書かず、「実測している」という事実までにとどめます。実際の数値を知りたい場合は、展示場や相談の場で直接お尋ねください。

設計の値と、建った家の値は別です

図面の上で計算した性能と、実際に建った家の性能は一致するとは限りません。施工の精度によって差が出る項目があるからです。気密は、その差が出やすい代表例として実測が行われています。測っているかどうかを聞くだけでも、施工にどこまで責任を持つ構えかが見えてきます。

住宅の性能について、記録や実測で確かめられることと、説明だけでは確かめにくいことを2列で対比して示す図 図2 確かめられることと、確かめにくいこと 確かめられる 確かめにくい 構造計算の項目数 耐震等級 引き渡し時に残る書面 工事中の現場写真 気密を実測するかどうか 「丁寧に施工します」 「強い家です」 「安心してください」 数字のない品質の話 記録が残らない約束 左側は質問すれば答えが返り、あとから確認もできます。右側は残りません。 右側の説明が不誠実という意味ではありません。確かめる手立てが残るかどうかの違いです。 出典:感動ハウス公式サイトの公開情報にもとづく整理(2026年9月13日確認)

引き渡しのあとは、何が積み上がりますか?

点検の履歴です。感動ハウスは24時間365日のすまいサポートを用意し、定期検査と困りごとの相談窓口を設けています。

また、お引き渡し後のオーナー向けプログラムとしてオーナーズクラブがあります。入会費・年会費は無料で、定期点検・メンテナンスのご案内、暮らしや防災の情報などを受け取れる仕組みです。リフォームでご依頼いただいた方も登録できます。

記録は次の判断の材料になります

点検の履歴が残っていると、将来リフォームを検討するときの出発点になります。どこをいつ直したか、どの部分がまだ手つかずか。この情報があるかないかで、見積りの精度も、工事の範囲の決め方も変わります。

長期保証の年数は公開されていません

保証の内容は個別にご説明する運用のため、年数は公式サイトに掲載されていません。本記事でも数字は書きません。契約前に必ず確認しておきたい項目のひとつです。

打ち合わせでは、何と聞けばよいですか?

「何が残りますか」です。性能の話は、聞き方をこの一言に変えるだけで、あとから確かめられる形に変わります。下の5つは、そのまま使える聞き方です。

01計算|どの計算方法で、何項目を確かめますか

02書面|引き渡しのときに何が交付されますか

03記録|工事中の写真は全工程で残りますか

04実測|完成後に測る項目はありますか

05点検|引き渡し後の定期点検はどんな頻度ですか

家の強さの見える化を確認する手順を、計算・書面・記録・点検の4段階で示す図 図3 見える化を確かめる順番 STEP 1 計算を聞く 方法と 項目数 STEP 2 書面を聞く 引き渡し時に 何が残るか STEP 3 記録を聞く 工事中の写真は 残るか STEP 4 点検を聞く 引き渡し後の 頻度と窓口 契約前に4つとも聞いておくと、あとから確かめる手段が手元に残ります。 会社によって残る形は異なります。図は聞く順番を示すもので、会社間の優劣を示すものではありません。 出典:感動ハウス公式サイトの公開情報にもとづく整理(2026年9月13日確認)

いま、どこまで確かめられていますか?

下のチェックは、見える化の確認がどこまで進んでいるかを整理するためのものです。当てはまる数が多いほど、聞けば済む項目が残っています。

家の強さの見える化チェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個確かめる形が手元に揃っています。あとは複数社の答えを並べて比べる段階です。
2〜3個あと少しです。書面と記録の2つから聞いてみてください。
4〜6個まだ説明を聞いている段階です。「何が残りますか」の一言から始めると話が具体的になります。

見える化について、よくいただくご質問は?

相談の場で実際に多い質問をまとめました。本記事で確認できていない項目については、推測せずにその旨を記載しています。

家の強さの見える化とは、具体的に何を指しますか?
計算結果・等級・記録・実測値のように、あとから確かめられる形で残っているもののことです。営業担当者の説明だけでは、確かめる手立てが残りません。

構造計算書と構造計算保証書は何が違いますか?
構造計算書はその家について計算した内容そのもの、構造計算保証書は計算を行ったことを証する書面です。感動ハウスはお引き渡しの際にどちらも交付しています。

工事中の写真は見せてもらえますか?
感動ハウスは全工程で現場写真を記録し、共有しています。記録が残る運用かどうかは、契約前に聞いておける項目です。

気密の数値は公開されていますか?
感動ハウスは完成した現場で気密性能(C値)を実測していますが、測定値そのものは公式サイトで公開されていません。本記事でも数値は書かず、実測しているという事実にとどめています。

見える化されていない会社は避けたほうがよいですか?
そうとは限りません。確かめられる形が少ないぶん、質問で埋める手間が増えるというだけです。同じ項目を各社に聞いて、答え方を並べて比べてください。

次に何をすれば判断が進みますか?

資料を取り寄せて、何が残る仕組みになっているかを見ることです。書面と記録について、どこまで具体的に書いてあるか。その書き方には会社の姿勢が出ます。

感動ハウスは茨城県・栃木県で新築注文住宅を承っています。資料は氏名・メール・電話の3項目で請求でき、住所の入力は不要です。訪問営業はいたしません。展示場は茨城県つくば市・土浦市と栃木県上三川町にあります。

何が残るのかを、まず資料で確かめる

入力は氏名・メール・電話の3項目のみ。住所は不要で、訪問営業はいたしません。

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