家づくりの基礎知識

家づくりのこだわりに優先順位を付ける|並べ方と決める順番

家づくりのこだわりに優先順位を付ける|並べ方と決める順番

あれもしたい、これも欲しい。家づくりの希望は、考えるほど増えていきます。そして増えたまま打ち合わせに入ると決まりません。

この記事では、こだわりを並べ替える基準と、決める順番を整理します。削るための記事ではなく、通すための記事です。

作成者 株式会社感動ハウス(CAN DO HOUSE) 茨城県知事(般-28)第31739号 会社概要

作成日 2026年11月2日 最終更新日 2026年11月2日 本記事は2026年9月時点の情報です 読了時間 約14分

こだわりが多すぎて決まらないのは、なぜですか?

こだわりが同じ重さで並んでいるからです。全部が同じ重さだと、どれかを選ぶ理由がどこからも出てこないため、選ぶ場面になって止まります。

家づくりの希望は、集めている間は楽しいものです。写真を保存して、見学に行って、やりたいことが増えていく。その段階では順位を付ける必要がありません。

ところが打ち合わせに入ると選ぶ場面が続きます。面積、予算、法規、構造。制約にぶつかったときに順位がないとその場の雰囲気で決まってしまいます。

家づくりのこだわりを決める順番を、書き出す・分ける・並べる・伝えるの4段階で示す図 図1 決める順番 STEP 1 1 書き出す 家 族 そ れ ぞ れ が 別 々 に 書 く STEP 2 2 分ける あ と か ら 変 え ら れ る か で 二 つ に 分 け る STEP 3 3 並べる 外 せ な い も の を 3 つ ま で 決 め る STEP 4 4 伝える 順 位 と 理 由 を 設 計 側 に 渡 す 2の「あとから変えられるか」で分ける作業が、順位付けを一番楽にします。 図は本記事による整理で、決まった作法を示すものではありません。 出典:本記事による整理(2026年10月4日確認)

増やす時間と決める時間は別です

希望を増やす時間と、順位を決める時間は分けたほうが進みます。同時にやろうとすると、増やしながら削ることになり気持ちが落ち着きません。集める時期を先に終わらせてください。

紙に書くと数が見えます

頭の中にあるうちは数が分かりません。書き出すと思ったより少ないことも、思ったより多いこともあります。どちらにしても数が見えると扱えるようになります。

叶ったときの場面を書き添えます

「広いリビング」ではなく「子どもが帰ってきたときに顔が見える場所で料理したい」。場面まで書くと、別の形で叶える道が見えることがあります。手段ではなく目的を残してください。

優先順位は、何を基準に並べますか?

あとから変えられるかどうかです。気に入っている度合いではなく、やり直せるかどうかで並べると順位が付きます。

同じくらい好きなもの同士は比べられません。けれど「いまでないとできないもの」と「あとでもできるもの」なら並べられます。

家づくりのこだわりを、あとから変えにくいものと変えやすいものに分けて2列で対比した図 図2 あとから変えられるかどうか あとから変えにくい あとから変えやすい 建物の位置と向き 間取りの骨格と動線 構造にかかわる部分 窓の位置と大きさ 天井の高さ 階段の位置 壁紙や床の色 照明の器具 家具とカーテン 収納の中の棚 外まわりの植栽 一部の設備機器 左は着工後に戻せない部分です。順位の上に置くのは左からになります。 図は本記事による整理です。変えやすさは工事の内容や建物の条件によって異なります。 出典:本記事による整理(2026年10月4日確認)

左に入るものから決めます

打ち合わせの時間は限りがあります。左の列に入るものに時間を使って、右の列は後ろに回してください。右は住んでからでも手を入れられます。

順位は途中で入れ替えてよいです

一度決めた順位を最後まで守る必要はありません。打ち合わせで条件が分かってくると見方が変わります。入れ替えるときに理由を言葉にしておけば、設計側も追いかけられます。

右のものを軽く見るわけではありません

変えやすいものが大事でないわけではありません。順番の話です。壁紙で悩む時間が楽しいのも事実なので、左が決まったあとにゆっくり悩んでください。

どちらか迷うものは聞きます

あとから変えられるかどうかは建物の条件で変わります。迷うものがあれば設計側に「これはあとから変えられますか」と聞いてください。答えによって順位が動きます。

外せないものは、いくつまで決めますか?

本記事では3つまでを提案します。多いと順位の意味がなくなり、1つだと制約にぶつかったときに動けなくなります。

3という数は本記事による整理で、決まった作法ではありません。扱いやすい数として提案しているものです。

01家族それぞれが、外せないものを別々に3つ書く

02お互いの3つを見比べて、重なっているものを確かめる

03重ならなかったものについて、理由を聞き合う

04家族として外せないものを3つに決める

05決めた3つと、その理由を設計側に渡す

別々に書くところが肝心です

最初から一緒に話すと譲り合いが先に立ちます。相手の顔が見える前に自分の3つを書いてください。書いたあとで見比べると、思っていた以上に重なることがあります。

紙は一枚に収めます

書く紙は一枚に収めてください。何枚にもなると見比べられません。一枚に入る量がそのまま扱える量になります。小さく書く必要はありません。

重ならなかったものを捨てません

重ならなかったものは相手が知らなかっただけ、ということが多くあります。理由を聞いたら納得して順位が上がることもあります。捨てるのは最後でよいです。

子どもの希望も聞いておきます

子どもの年齢によりますが、聞いておくと住んでからの納得が変わります。全部通す必要はありません。聞かれたという記憶が残ります。

家族の希望が食い違うときは、どうしますか?

どちらを取るかではなく、なぜそれが欲しいのかを先に聞きます。目的が分かると、別の形で両方叶うことがあります。

「書斎が欲しい」と「来客用の部屋が欲しい」は一見ぶつかります。けれど目的を聞くと一つの部屋で両方を満たせることもあります。

食い違いの例 目的を聞いて分かること 別の形の例
書斎と客間集中できる場所が欲しい可動の間仕切りで兼用する
対面と壁付け料理中に様子を見たい腰壁の高さを調整する
和室とリビング畳で横になりたい小上がりを設ける
吹抜けと部屋数明るさが欲しい高い位置の窓で採る
広さと予算手狭なのが嫌だ収納を増やして床を空ける

出典:表は相談の場でよくある組み合わせを本記事で整理したものです。実現できるかは敷地と建物の条件で変わります(2026年10月4日確認)。

目的を聞く順番を決めておきます

先にどちらが話すかを決めておくと揉めにくくなります。話し終わるまで口を挟まない。それだけで聞ける内容が変わります。

両方叶わない場合もあります

目的を聞いても両方は入らない、ということもあります。そのときはどちらを取るかの話になりますが、目的まで聞いたうえで選んだのならあとの納得が違います。

設計側に第三者として入ってもらいます

二人で決まらないことは打ち合わせの場に持ち込んでください。設計側は両方の目的を聞いて形にする仕事です。揉めている状態のまま相談してかまいません。

感動ハウスは自由設計で対応します

感動ハウスは一棟ごとにプランを起こす自由設計です。回遊動線や住まい方に合わせた間取りに対応できると案内しています。形が決まっている中から選ぶのではないため、目的から組み立てられます。

出典:感動ハウス公式サイト 新築・注文住宅(2026年10月4日確認)。

予算と希望が合わないときは、何から見直しますか?

順位の下から見直します。上から削ると家づくりの意味が薄くなり、何のために建てたのか分からなくなります。

感動ハウスは資金計画について、本体価格だけでなく総額で考える必要があると指摘しています。見直しの検討も総額の中でどこが動くのかを見てからになります。

出典:感動ハウス公式サイト 資金計画でお悩みの方(2026年10月4日確認)。

予算を見直すときに検討しやすい順を、あとから足せるもの・数を減らせるもの・面積・仕様・構造にかかわる部分の5つで示す図 図3 見直しの検討がしやすい順 あとから足す 住んでから追加 数を減らす 個数や箇所を調整 面積 部屋の広さを調整 仕様 グレードを調整 構造の部分 原則として触らない 上から検討するほど、住んでからの取り返しがききます。 図は本記事による整理で、金額の削減効果の大きさを示すものではありません。 出典:本記事による整理(2026年10月4日確認)

あとから足せるものを先に外します

住んでから足せるものは入居時に無くても暮らせます。一部の設備や外まわり、家具。ここから検討すると家の形は変わりません。

個数を減らす方法もあります

やめるのではなく数を減らす。この手が見落とされがちです。全部の部屋ではなく一部の部屋だけにする。目的を半分でも満たせることがあります。

構造にかかわる部分は最後です

構造にかかわる部分は見直しの対象から外してください。感動ハウスはご契約後に1棟ごとの構造計算を行い、結果が思わしくない場合はご希望と両立する解決策を探して設計を見直す流れです。

出典:感動ハウス公式サイト テクノストラクチャー工法(2026年10月4日確認)。

見直した内容を記録に残します

何を外したのかを記録に残してください。住んでから「やっぱり欲しい」と思ったときに、なぜ外したのかが分かります。記録がないと同じ議論をもう一度します。

性能と見た目、どちらを先に決めますか?

どちらが大事かではなく、あとから変えにくいほうを先に決めます。好みの強さで並べようとすると止まりますが、この基準なら順番が付きます。

窓は両方にかかわります

窓は見た目にも性能にもかかわり、しかもあとから変えにくい部分です。位置と大きさを決める場面では両方の観点から考えることになります。

性能の話は数値の条件を聞きます

性能の説明を受けるときは何の数値か、どんな条件で測ったものかを聞いてください。条件が違う数値を並べても比べられません。

両方を満たす選択肢を聞きます

性能と見た目がぶつかっているように見えても、両方を満たす方法があることがあります。「この見え方のまま性能を落とさない方法はありますか」。この聞き方をすると選択肢が出てきます。

見た目のこだわりは写真で渡します

言葉で伝えると受け取り方が人によって変わります。写真を渡して「この部分が好きです」と指し示すほうが早く伝わります。感動ハウスは施工事例を公開しているため、近い例を探して指すこともできます。

出典:感動ハウス公式サイト 施工事例(2026年10月4日確認)。

間取りのこだわりは、どこまで通せますか?

敷地と構造の条件のなかで、通せる範囲が決まります。通らないと言われたときに、目的が残っていれば別の形を探せます。

目的が残っていれば代案が出ます

「この壁を無くしたい」が通らなくても、「広く見せたい」が目的なら別の手があります。手段で伝えると駄目で終わり、目的で伝えると代案が出ます。

通らない理由を聞いておきます

通らないと言われたら理由を聞いてください。構造の条件か、法規か、予算か。理由によって打てる手が変わります。理由が分からないままだと諦めるしかなくなります。

動線は図面の上で歩いてみます

図面ができたら指でたどって朝の動きを歩いてみてください。起きて、顔を洗い、着替えて、食べて、出る。このたどり方で不便が見つかります。

優先順位が図面に反映されたか確かめます

決めた3つが図面に表れているかを確かめてください。表れていなければ伝わっていないか、条件で通らなかったかのどちらかです。その場で聞いてください。

収納のこだわりは、どう整理しますか?

広さではなく、何をどこに置くかで整理します。置くものが決まっていない収納は、住んでから使われないことがあります。

いま困っているものから数えます

理想の収納から考えるときりがありません。いま置き場に困っているものを数えるところから始めてください。そこが必要な量の出発点になります。

使う場所の近くに置きます

収納はまとめて大きく取るより、使う場所の近くに分けて置くほうが使われます。取りに行く距離が長いほど出したままになります。

増える見通しも伝えます

子どもの成長や家族の人数の変化で物は増えます。数年後の見通しを伝えておくと余白の取り方が変わります。ぴったりに作るとあとで足せません。

設備のこだわりは、いつ決めますか?

間取りの骨格が固まったあとです。設備から決めてしまうと、その置き場所に合わせて間取りのほうが引っ張られることになります。

配管と配線にかかわるものは早めです

設備の中でも配管や配線の位置を決めるものは早い段階で関わってきます。水まわりの位置や幹線の通り道は骨格と一緒に決まる部分です。

機器そのものは後で選べます

据え付ける機器の型や色は比較的あとで選べる部分です。最初の打ち合わせで時間を取りすぎると、骨格の検討が後ろに押されます。

展示場で実物を触っておきます

図面や写真だけでは使い勝手が分かりません。高さや扉の開き方は実物を触ると判断が変わります。感動ハウスの展示場は茨城県つくば市・土浦市と栃木県上三川町にあります。

標準かどうかを都度聞きます

打ち合わせで出てくる仕様が標準なのか追加なのかはその都度聞いてください。まとめて見積りで知ると調整の幅が狭くなります。

外まわりのこだわりは、後回しにできますか?

多くは後回しにできますが、建物の位置に関係するものだけは先に決めます。ここを混ぜると判断がぶれます。

駐車の位置と台数は先です

駐車の位置と台数は建物の置き方に直接かかわります。あとから台数を増やそうとしても場所がないことがあります。将来の見込みまで含めて先に決めてください。

境界の扱いは早めに確かめます

隣地との境界に塀を作るのか、既にあるものを使うのか。境界に関わる話は相手がいるため時間がかかります。後回しにすると引き渡しの前に慌てることになります。

植栽や物置は住んでからでも足せます

植栽、物置、ウッドデッキの一部。これらは住んでからでも足せることがあります。入居時に全部そろえる必要はありません。

先に場所だけ空けておく手もあります

いまは作らないが将来作るかもしれない。その場合は場所だけ空けておく方法があります。配管や配線の準備だけしておく判断もあります。

打ち合わせでは、どう伝えると通りますか?

順位と、その理由を一緒に渡します。理由が付いていれば、条件で通らなかったときに目的を満たす別の形を探してもらえます。

伝えること 伝え方の例 効いてくる場面
外せない3つこの3つは最後まで残したい制約にぶつかったとき
その理由朝の支度が重なるので代案を考えてもらうとき
譲れる部分ここは調整してかまわない面積や予算の調整
決めていない部分ここはまだ迷っている選択肢を出してもらうとき
変えた場合前回と考えが変わった図面の描き直しを防ぐ

迷っている部分も伝えます

決まっていない部分を黙っていると、決まったものとして図面が進みます。迷っていると言っておけば選択肢を出してもらえます。

写真と図面を並べて渡します

こだわりを伝えるときは写真と該当する図面の場所を並べて渡してください。「この部分をここに使いたい」まで示すと受け取り方のずれが減ります。

その場で決めなくてよいです

打ち合わせの場で即答を求められても、持ち帰ってかまいません。「次回までに決めます」と言えば済みます。あとで変えるより手間がかかりません。

記録を残して次回に持ち込みます

決まったことと持ち帰ることを毎回メモに残して、次回の冒頭で確かめてください。言った言わないが起きにくくなります。

決めたあとに揺れたら、どうしますか?

揺れること自体は問題になりません。問題になるのは、変えた理由が共有されないまま図面だけが先に進んでしまうことです。

変えるなら早いほうが楽です

同じ変更でも早い段階なら図面の修正で済み、遅い段階だと関わる部分が増えていきます。気づいた時点で伝えてください。

なぜ変わったのかを言葉にします

変えた理由を言葉にしておくと、次に揺れたときの手がかりになります。「なんとなく」のままだと何度も同じ場所で揺れます。

家族の合意も取り直します

一人が考えを変えたら家族にも伝えてください。片方だけが変わったまま進むと、あとで話が合わなくなります。

最初に決めた3つに戻ります

迷ったときは最初に決めた3つに戻ってください。その3つに関係ない迷いなら、順位は低いということです。関係するなら時間をかける価値があります。

いま、優先順位はどこまで決まっていますか?

下のチェックは、こだわりの整理がどこまで進んでいるかを確かめるためのものです。当てはまる数が多いほど、いま決められる項目が残っています。

優先順位の整理チェック(6項目)

当てはまるものにチェックを入れてください。個人情報の入力はありません。

当てはまる数を数えて、下の早見表をご覧ください。

当てはまった数でみる読み取り方
当てはまる数読み取り方
0〜1個整理は進んでいます。設計の相談に持ち込める状態です。
2〜3個あと少しです。あとから変えられるかどうかで分けるところから始めてください。
4〜6個まず紙に書き出すところからです。頭の中にあるうちは数も順位も見えません。

こだわりの優先順位について、よくいただくご質問は?

相談の場で実際に多い質問をまとめました。本記事で確認できていない項目については、推測せずにその旨を記載しています。

こだわりは、いくつまでに絞るべきですか?
数の基準はありません。本記事では「絶対に外せないもの」を3つまで決めることを提案していますが、これは本記事による整理で、決まった作法があるわけではありません。

優先順位は、いつまでに決めればよいですか?
間取りの方向が固まる前です。プランが出てから優先順位を変えると、図面を描き直すことになり打ち合わせの回数が増えます。

夫婦で希望が違う場合はどうしますか?
それぞれが「外せないもの」を別々に3つ書き出してから見比べる方法を本記事で提案しています。最初から一緒に話すと譲り合いが先に立ちます。

予算に合わないときは、何から削りますか?
本記事では削る順番を指定しません。何を大事にするかで変わるためです。代わりに「あとから変えられるかどうか」で分ける方法を整理しています。

性能のこだわりは、金額でどのくらい変わりますか?
本記事では金額を書きません。仕様と条件で変わり、出典を確認できるデータがないためです。見積りの段階で内訳を聞いてください。

決めたあとに気持ちが変わったら、どうしますか?
変わること自体は問題ありません。問題になるのは、変えた理由が共有されないまま図面が進むことです。変えたら理由も伝えてください。

次に何をすれば判断が進みますか?

家族それぞれが、外せないものを3つ紙に書くことです。相談する前に、別々に書いてから見比べてください。その日のうちに終わります。

感動ハウスは茨城県・栃木県で新築注文住宅を承っています。資料は氏名・メール・電話の3項目で請求でき、住所の入力は不要です。訪問営業はいたしません。展示場は茨城県つくば市・土浦市と栃木県上三川町にあります。

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