広いリビングのおしゃれな間取り実例｜後悔しない考え方のポイント
開放感たっぷりで広いリビングはマイホームの人気間取りですが、おしゃれ＆暮らしやすく仕上げるためにはさまざまな工夫が必要になります。
あらかじめ広いリビングのメリット・デメリットを把握しておくことで、理想的な間取りとデザインに仕上げることができます。
今回は広いリビングづくりに必要な情報を、わかりやすくまとめてお伝えします。
コラムのポイント
- 広いリビングにはデメリットもありますが、しっかり対策すれば後悔を防ぐことができます。
- さまざまなアイデアを盛り込んだ、広いリビングの間取り実例もご紹介します。
広いリビングは何畳が目安？
最近はほとんどのお住まいがLDKタイプの間取りになっており、16～20畳前後が平均的な広さと言われています。
しかし実際にはリビングに必要な広さはさまざまな要素で変化します。
- 家族の人数
- ソファ・テーブルなど家具のサイズ
- キッチンのレイアウトとサイズ
- LDK全体の形（直線・L字など）
リビングで過ごす家族の人数はもちろん、家具やキッチン、間取りなどで、必要な畳数は変わってしまうのです。仮に同じ家族構成のリビング間取りをそのままマネしても、快適に過ごせるとは限りません。
大切なのは、広いリビングの特徴や良し悪しをしっかり把握して、ご家族にピッタリな広さとレイアウトを見つけることです。理想のマイホームを建てるために、妥協せず必要な広さをしっかり見極めましょう。
広いリビングのメリット
家族の人数に対して広く余裕のあるリビングは、次のようなメリットがあります。
開放感があり満足度が高い
リビングは一番過ごす時間が長い場所ですから、広くつくることでマイホーム全体の満足度を高めてくれます。
広いリビングは複数人で過ごしても圧迫感を覚えにくく、家族が集まる素敵な空間をつくりやすいです。
開放的な広いリビングはそれだけで高級感のある空間になり、何気なく過ごしているときも「建ててよかった」という満足感を味わわせてくれるはずです♪
用途が幅広い
広いリビングは、さまざまな用途にも対応できる点も大きなメリットとなります。
例えばリビング内に家族共有のオープンデスクを設ければ、お子様のスタディコーナー、在宅ワークなどさまざまなシーンで活躍してくれます。
リビング内の小上がり和室や畳コーナーも、家族のだんらん・アイロンがけ・キッズスペース・応接スペースなど多目的に活用できる間取りアイデア。
〈関連コラム〉
明るい空間にしやすい
広いリビングは窓で採光を確保しやすく、自然光たっぷりの明るい空間をつくれるのも魅力的なポイント♪
自然光がたくさん入ると開放感がアップして、内装デザインもより素敵に見せてくれます。太陽光は気分を高め、リラックスできる空間づくりにもつながります。
家具を配置しやすい
テーブルやソファなど家具選びの自由度がアップし、おしゃれな配置を考えやすいのも広いリビングのメリットです。
一般的な広さのリビングだと、欲しい家具がギリギリ入らないケースも少なくありません。
広いリビングなら大きな家具も選びやすく、圧迫感が出ないのでゆとりのある印象をつくることができます。
ライフスタイルの変化に対応できる
リビングの床面積に余裕があると、お子様の誕生や成長、巣立ちなどでライフスタイルが変化してもそのまま対応できます。
前述したように家具配置の自由度が高いので、過ごし方が変わっても模様替えで手軽に対応できるのです。床面積が限られると、リフォームやリノベーションで大規模な間取り変更が必要になるケースも。
広いリビングにすることで、将来のリフォーム費用節約効果も期待できます。
広いリビングのデメリット
メリット・魅力の多い広いリビングですが、注意すべきデメリットも存在します。まずデメリットをしっかり把握してから、次の章で後悔しない間取りの考え方をチェックしましょう。
冷暖房効率が低くなる
リビングが広くなると、その分冷暖房効率が低くなるのは大きなデメリットです。
広いお部屋は空気の体積が多いため、冷暖房のスイッチを入れてから適温になるまで時間がかかります。また窓の面積が増えると、熱伝導率の高いガラスを通して外気の影響を受けやすくなります。
エアコンやストーブも大型のものが必要になり、購入金額が高くなるのも把握しておくべきデメリットです。
動線が長くなる
広いリビングは、家事や生活に関する動線が長くなりやすい点にも注意が必要です。
動線とは移動ルートをつないだ線のことで、長くなるほど家事や移動の効率が低下してしまいます。リビングが広くなると、キッチンやダイニングへの家事動線、ほかの部屋への動線が長くなるケースが多いです。
収納や他の部屋が狭くなる
予算や土地の広さで床面積の上限が決まっている場合、リビングを広げるとその分ほかの居住スペースや収納が狭くなるのもデメリットと言えるでしょう。
広いリビングとほかのスペースを両立するためには、効率の良い間取りアイデアを採り入れる必要があります。
コーディネート難易度が高い
大きな開放感は広いリビングの魅力ですが、うまくコーディネートしないとかえって落ち着かない印象になってしまうこともあるので要注意。
ただ広いリビングにポツンとソファやテーブルを置くだけだと、物寂しい印象になる可能性もあります。広くするだけでおしゃれなリビングになるわけではないことを把握して、計画段階から間取りとデザインをつくりこむことが大切です。
掃除の手間がかかる
リビングの床面積が広くなると、お掃除すべき部分が増えるため手間がかかるのもしっかり対策すべきポイントです。
フローリングが広い分ホコリが溜まる量が増え、掃除機をかける時間も多くかかってしまいます。お掃除のことを考えずに広いリビングをつくると、実際に暮らし始めてから後悔する可能性があります。
後悔しない広いリビングの考え方
前述した広いリビングのデメリットに対策するため、次のポイントをしっかり考えましょう。
断熱性・気密性の高い住宅会社を選ぶ
広いリビングでも冷暖房効率を下げないために、断熱性・気密性の高いハウスメーカや工務店を選びましょう。
お住まい全体をすき間なく断熱材で包めば、広いビリングでも効率よく適温をキープできます。
使っている断熱材や工法などに注目して住宅会社を選びましょう。
参考：高気密・高断熱の家づくり
効率的な動線計画を立てる
家事や生活に関する動線をリアルにシミュレーションして、効率的な計画を立てることも大切です。
ソファから飲み物を取りに行くとき、トイレに立つときなど、リビングの動線はさまざま。一つひとつの動線を細かくシミュレーションすることで、広いリビングでも移動の無駄を省くことができます。
リビングに複数の役割を持たせる
広いリビングでほかのお部屋や収納が圧迫されないよう、複数の役割を持たせて床面積効率をアップするのも必要な対策の一つ。
例えば広いリビングに階段を配置すれば、居住空間と通路の二役をこなして廊下やホールを省略できます。階段下を収納やデスクなどに活用すれば、さらに効率の良い間取りになります。
リビングの広さを生かして複数の役割を持たせて、ほかのスペースも両立できるように工夫してみましょう。
実際に住む状態でトータルコーディネートする
内装デザインを決めるときは、リビング単体ではなく家具・インテリアまで含めてトータルコーディネートしましょう。
実際に住む状態を想定してコーディネートすることで、失敗を回避してよりクオリティの高い素敵なリビングに仕上がります。
今お持ちの家具、またはこれから購入する予定のインテリアも含めて、完成状態をコーディネートしてみてください。
お掃除しやすい間取りの工夫を
なるべくシンプルなお部屋の形にして、普段のお掃除効率を高めるのも広いリビングの後悔を防ぐポイント。
凹凸の少ない間取りでなるべく床に物を置かないようにすれば、普段のお掃除はロボット掃除機に任せることもできます。
広いリビングのおしゃれな間取り実例
広いLDK＋吹き抜け
広々としたLDK空間に、部分吹き抜けを組み合わせてさらに開放感をアップ。
ホワイト基調の内装デザインに、自然光が映える素敵なリビングになっています。
▼事例を見る⇒シンプル×個性的なデザインが目を惹く平屋
勾配天井で広いリビングの開放感をアップ
平屋の構造を活かした勾配天井で、リビングの開放感を強調した素敵なお住まいです。
梁あらわしの天井デザインは、空間に変化をもたらしデザイン性アップ効果も♪
▼事例を見る⇒未来もずっと心地よい 想いが叶った平屋の暮らし
ここではご紹介しきれない素敵なリビング実例もたくさんございますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
まとめ
広いリビングはマイホームの快適性や満足度を高めてくれます。注意すべきデメリットもありますが、事前にしっかり対策すれば問題ありません。
提案力と性能が高い住宅会社を選び、理想の広いリビングをつくりあげましょう。
茨城・栃木のマイホームづくりは、私たち感動ハウスにご相談ください。デザイン性と住宅性能にしっかりこだわり、おしゃれで暮らしやすい住まいづくりをお手伝いしています。
マイホームのことなら、何でもお気軽にご相談ください。
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