注文住宅におすすめ!キッチンのレイアウト・特徴・間取りを決める5つのコツ
注文住宅の中でも特にこだわってつくる方が多いキッチン。毎日使う場所だからこそ、レイアウトやデザインにこだわって使い勝手の良い間取りにしたいですよね。とはいえ、たくさんの間取りパターンの中から自分たちに合う間取りを選ぶのは難しいもの。
そこで今回のコラムでは、これから注文住宅を建てる方におすすめしたいキッチンのレイアウトと特徴、キッチンを選ぶポイントをご紹介します。素敵なキッチンを実現できるよう、ぜひ参考にされてみてください。
コラムのポイント
・キッチンのレイアウトは様々な種類が在りますが、主に「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」「壁付けキッチン」のレイアウトが多いです。それぞれの特徴を理解して、最適なレイアウトを間取りに取り入れていきましょう。
・収納量の確保やお手入れしやすい素材を選ぶなど、キッチン選びのポイントと間取り計画のコツをまとめました。
Contents
注文住宅におすすめ!キッチンのレイアウトと特徴
注文住宅に採用されるキッチンのレイアウトの「アイランドキッチン」「ペニンシュラキッチン」「壁付けキッチン」をご紹介します。
アイランドキッチン
アイランド(島)のように、設置されたアイランドキッチン。
開放感があり、おしゃれでデザイン性の高いキッチンとして人気があります。壁に付く部分がなく、独立した存在であることが最大の特徴です。
アイランドキッチンの特徴 |
・キッチンのまわりを移動しやすい ・複数人での作業が可能 ・家族間のコミュニケーションを取りやすい ・おしゃれなレイアウト ・広いスペースが必要 ・匂いや煙が広がりやすい |
ペニンシュラキッチン
キッチンの左右どちらかが壁に付いているペニンシュラキッチン。
開放感があり、リビングとの一体感を感じられます。広いスペースの確保が難しい方、アイランドキッチンよりも予算をおさえたい方におすすめです。
ペニンシュラキッチンの特徴 |
・開放感がある ・限られたスペースでも設置可能 ・生活感を隠すことができる ・明るい印象のキッチンになる ・収納スペースが少なめ ・油はねや水はねが気になりやすい |
壁付けキッチン
キッチンの前面が壁に接している壁付けキッチン。
壁の方を向くように設置されるため、キッチンスペースはコンパクトに、その分リビングやダイニングを広くできます。調理に集中しやすく、匂いや煙の広がり、油はねや水はねを最小限におさえることができます。
壁付けキッチンの特徴 |
・リビングやダイニングが広くなる ・集中して調理できる ・コンパクトなスペースで作業効率アップ ・キッチンの中が丸見えになる ・調理中は家族との会話が難しい |
注文住宅のキッチンを選ぶポイント
キッチンのレイアウトと特徴がわかったら、次はキッチンを決めていきます。どういったポイントをおさえて選ぶと良いのか、順番にみてみましょう。
必要な収納量を確保する
食器や食材、調味料など、キッチンは物が増えやすい場所。キッチン内が散らかっていると部屋全体が散らかっている印象を与えてしまうため、すっきりと片付く環境を整えておくことが大切です。
余裕を持って収納できるように、棚や引き出しなどスペースに余裕のあるシステムキッチンを選ぶようにしましょう。
お手入れしやすい素材を選ぶ
油や調味料、水が飛び散るキッチンは、しっかりと掃除しなければ匂いや汚れがこびりついてしまいます。とはいえ、忙しい中こまめにお手入れするのはストレスに感じることも。 最近のキッチンは、お手入れを楽にする素材でできています。
- ・セラミックのカウンタートップ
- ・目地が少ないキッチンパネル
- ・表面がフラットなIHヒーター
- ・自動洗浄機能付きレンジフード
など、予算と相談しながらキッチンをきれいに保ちやすい素材を選ぶと良いでしょう。
動きやすく調理しやすいサイズを選ぶ
システムキッチンの標準サイズは「奥行き65cm×間口255cm×高さ85cm」です。主に調理をするスペースの平均サイズは以下の通りです。
- ・コンロの幅…… 60〜75㎝
- ・シンクの幅…… 76〜94㎝
- ・作業スペース…… 60〜90㎝
使用頻度や調理する量にもよりますが、なるべく広い作業スペースを確保できるものを選んでおくと使いやすいでしょう。
キッチンの高さは主に調理をする方の身長に合わせる
キッチンが高すぎたり低すぎたりすると、調理に集中できないのはもちろん腰や首を痛めてしまいます。キッチンの高さは選ぶことができるため、主に調理をする人の身長に合わせて決めるようにしましょう。
高さの目安は「身長÷2+5㎝」です。主に調理をする方の身長が150㎝だった場合、理想のキッチンの高さは80㎝になります。ショールームで事前に実物を確認しておくことをおすすめします。
空間に合う色やデザインを選ぶ
キッチンやリビングの印象は、キッチン扉の色やデザインによって大きく変わります。理想のテイストやイメージに合わせて、色や素材を決めていきましょう。
キッチンのデザインを選ぶ上で大切なのが配色のバランスです。
- ・ベースカラー(キッチン空間全体の70%)…… 床や壁
- ・メインカラー(キッチン空間全体の25%)…… キッチンや壁面収納の扉
- ・アクセントカラー(キッチン空間全体の5%)…… 扉や引き出しの取手、家電
この3つのバランスを考えながら、配色を決めていきます。 キッチンを主役にするのか、空間に馴染ませるのかによっても選ぶ色やデザインが変わるため、住宅会社担当者とともに最適なものを検討していきましょう。
注文住宅のキッチンの間取りを決める5つのコツ
最後に、キッチンの間取りを決めるコツを5つご紹介します。
1 新しい暮らしで必要な設備やニーズを事前に話し合っておく
デザインや設備など全てにおいてこだわりたいのは山々ですが、予算を考えるとやはり難しいもの。まずは新生活に必要な設備や欲しい機能など、話し合い書き出してみましょう。
その中でも優先順位の高いものを取り入れていけば、満足のいくキッチンに仕上がります。
2 必要な収納量を把握しておく
すっきりと片付いた使いやすいキッチンをめざすためにも、必要な収納量を把握しておきましょう。
所有しているキッチン関連の物を必要な物とそうでない物とに分けることで、新生活で使う物の量を把握できます。収納スペースの確保が難しい場合は、パントリーをつくることも検討しましょう。
3 スムーズな家事動線になるようにする
キッチンの間取りを考えたら、調理や配膳時の動きを一度シミュレーションしてみましょう。
家事動線とは、家事をする時の人の動きを線で表したもの。実際に動いてみることで新しい暮らしをイメージでき、より動きやすく生活にフィットした家事動線を実現できます。
4 リビングやダイニングとの統一感
キッチン単体で考えるのではなく、リビングやダイニングとの統一感を意識すれば空間全体をおしゃれにまとめることができます。
色やデザインにこだわるだけでなく、キッチンとダイニングを横並びにする、キッチンのテイストと合う造作家具をつくる、など注文住宅だからこそできるこだわりを取り入れてみましょう。
5 家電を置いてシミュレーション
キッチンのレイアウトがある程度固まったら、家電も配置して使いやすいかどうかをシミュレーションしてみましょう。
使っている家電や今後購入予定の家電をリストアップし、配置場所を決めていきます。 調理や配膳のイメージを膨らませることができるため、後悔のない間取り計画が可能になります。また、うまく配置できればおしゃれに仕上がるのはもちろん家事の時短にもなります。
使い勝手の良いおしゃれなキッチンのある注文住宅を建てよう
キッチンを選ぶポイントや間取りを決めるコツを紹介してきました。使いやすいキッチンは人それぞれ。これから先の暮らしを考えた時に、どんなレイアウトが最適なのかを家族でしっかりと話し合い、完成イメージを膨らませていきましょう。
「感動ハウス」では、家族が「しあわせ」になれる家づくりのお手伝いをさせて頂きます。家づくりに関するご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。ぜひ完成見学会や展示場で実際に目で見て確かめてみてくださいね。