つくば市の平屋価格相場|施工事例とモデルハウスも紹介
この記事では、つくば市で平屋を検討している方に向けて、価格相場や施工事例などを紹介します。
平屋注文住宅で考えるべき間取りのポイントも掘り下げて解説しますので、ぜひマイホーム計画の参考にしてください。
コラムのポイント
・3~4人家族の平屋に必要な床面積・土地面積を紹介します。
・注文住宅平均価格・地価公示などのデータから、つくば市の平屋相場を計算します。
Contents
つくば市の平屋価格の考え方
魅力たくさんの平屋ですが、二階建てより広い土地が必要となるため費用が高くなるケースは多いです。
予算オーバーにならないよう、まずは基本的な平屋価格の考え方から順番に覚えていきましょう。
①必要な床面積はどれくらい?
まずは平屋の建物価格に影響する床面積について考えましょう。
国土交通省が定めた住生活基本計画では、「多様なライフスタイルに対応するために必要な住宅の床面積」を次のように規定しています。
※一般型誘導居住面積水準
- 単身者: 55㎡
- 2人以上の世帯: 25㎡ × 世帯人数 +25㎡
上記の計算式に当てはめると、3人家族なら100㎡(約30坪)、4人家族なら125㎡(約37坪)となります。
ちなみに住宅金融支援機構が実施した「フラット35利用者調査2021」では、茨城県の注文住宅床面積の平均は123.1㎡(約37坪)でした。二階建ても含めた平均値ですが、4人家族まで対応できる広さで注文住宅を建てる方が多いようです。
まとめると、平屋の床面積は3人家族なら100㎡、4人家族なら125㎡が一つの目安となります。
②必要な土地の広さはどれくらい?
床面積の次は、平屋にどれくらいの土地が必要になるのか考えてみましょう。必要な土地の広さは、先ほどの床面積と建ぺい率で割り出すことができます。
- 建ぺい率:敷地面積に対する建築面積の割合
- 容積率:敷地面積に対する延べ床面積の割合
その土地に建てられる床面積の制限は二種類ありますが、平屋はワンフロアのみなので建ぺい率を確認します。仮に200㎡で建ぺい率50%の土地があった場合、建てられる平屋の床面積は100㎡までとなります。
- 第一種低層住居専用地域:40%・50%
- 第二種低層住居専用地域:50%
- 第一種中高層住居専用地域:60%
- 第二種中高層住居専用地域:60%
- 第一種住居地域:60%
- 第二種住居地域:60%
参照元:つくば市
建ぺい率は用途地域によって決められており、つくば市は全体の78%が上記の住居系用途地域になっています。
3人家族・4人家族の平屋を第二種低層住居専用地域に建てる場合に必要となる床面積を計算してみましょう。
- 100㎡ ÷ 50% = 200㎡
- 125㎡ ÷ 50% = 250㎡
上記のように、建てたい平屋の床面積を延べ床面積で割れば、必要となる土地の広さが分かります。建ぺい率によって前後しますが、3人家族なら200㎡(約60坪)、4人家族なら250㎡(約75坪)以上の土地面積が一つの目安になりそうです。
つくば市の新築平屋価格相場
建物・土地面積の目安をもとに、つくば市の新築平屋価格の相場を考えてみましょう。
前述したフラット35利用者調査によると、茨城県の注文住宅建設費の平均は3,378万円、床面積平均は123.1㎡でした。1㎡あたりの建設費は約27万円でした。
平屋に必要な床面積の目安に当てはめると、3人家族は100㎡で2,700万円、4人家族は125㎡で3,375万円が建物相場ということになります。
土地相場は、2022年の茨城県つくば市の基準地価平均は1㎡あたり8.4万円でした。200㎡の場合1,680万円、250㎡の場合2,100万円が土地取得費用の目安となります。
合計すると、つくば市の平屋相場は、3人家族4,380万円、4人家族5,475万円となりました。
ただし土地価格相場はエリアによって左右するため、国土交通省の地価公示で目安を何パターンか考えてみましょう。
住所 | 地価公示/㎡ | 土地相場目安 |
茨城県つくば市花畑 | 4.3万円 | 200㎡:860万円
250㎡:1,075万円 |
つくば市稲荷前 | 8.09万円 | 200㎡:1,618万円
250㎡:2,022万円 |
茨城県つくば市春日 | 11.8万円 | 200㎡:2,360万円
250㎡:2,950万円 |
3人家族・4人家族それぞれの平屋に必要な土地の相場は上記のようになります。当然ですが駅前など繁華街に近い場所は高く、郊外に行くほど安い土地が見つかる可能性が高いです。
前述した平屋相場より予算を抑えたい場合は、建てるエリアを調整するのが良いでしょう。
つくば市の平屋注文住宅で考えるべきポイント
バリアフリーで暮らしやすいイメージのある平屋ですが、注意すべきポイントも複数あります。
平屋注文住宅の失敗・後悔を避け、理想のマイホームに仕上げるため次のポイントに注目してみましょう。
動線計画
ワンフロアが広い平屋は、家事・生活に関する動線計画をしっかり考える必要があります。
例えば洗濯機と物干し場が家の両端にあると、家事動線が長くなり効率が低下します。階段の上り下りはありませんが、注意しないと二階建てより移動距離が長くなるケースがあるのです。
お料理をしながら洗濯機を回す、買い物から帰ってきて荷物を冷蔵庫にしまうなど、一つひとつの動線をシミュレーションして間取りを決めましょう。
採光
平屋は間取りの中心が窓から遠くなってしまうことが多いため、採光面にもこだわりましょう。
窓から遠い場所ができるとお住まい全体が薄暗い印象になり、圧迫感が出て湿気などもこもりやすくなるので要注意。
高窓で光を中心まで届けたり、天窓を使ったりして効率よく明るさを確保しましょう。
収納
平屋の間取りは居住スペースと収納のバランスも課題となり、暮らしやすさに大きく影響するポイントです。
居住スペースの開放感を優先すると収納が不足し、逆のパターンだと圧迫感のある平屋になってしまいます。
効率よく平屋の収納不足を解消するには、デッドスペースを活用するのがおすすめ。例えば屋根裏空間を活用すれば、居住スペースを減らさず収納を増やすことができます。
プライバシーと防犯
全ての部屋が1階にある平屋は外からの目線を受けやすく、空き巣リスクも高くなるので対策が必要です。
リビングや寝室など目線を受けたくない場所は、生垣やフェンスでプライバシー性を高めるのがおすすめ。また外から直接見えない中庭を配置するのも効果的です。
人が入れる大きさの窓はシャッターを付けたり、防犯ガラスを入れたりするケースも多いです。足音が分かりやすい防犯砂利を撒くなど、外構で防犯性を高める方法もあります。
予算とデザイン性のバランス
平屋は二階建てより土地・建築費用が高くなる傾向があるため、デザイン性と予算のバランスもしっかり考えたいポイントです。
せっかく暮らしやすい平屋を建てても、デザインの不満があると大きな後悔につながる可能性があります。
平屋の内装・外観は、モダン・ナチュラルなどをベースにしたシンプルなデザインにまとめるのがおすすめです。
シンプルでも色の組み合わせや窓の配置などで十分おしゃれに仕上がりますし、長く暮らしても飽きにくいのもメリット♪
平屋の間取りについてはこちらのコラムでも解説しています。
〈関連コラム〉
つくば市の平屋施工事例
事例①
美容室と店舗の併用住宅として建築した平屋です。
自宅スペースのリビングには土間を隣接し、趣味の自転車の保管・整備場所としても使えるおしゃれな間取りに♪
L字型のレイアウトで窓をバランス良く配置し、平屋のデメリットである採光面にもしっかり対策して明るいキッチンになっています。
▼事例詳細:つくば市S様邸
事例②
自然あふれるひろびろとした土地は、平屋と相性が良く魅力を引き立ててくれる組み合わせ♪
カバードポーチとウッドデッキがお庭と室内をつなぎ、アウトドアリビングとして活用できる素敵なスペースに。
LDKは平屋の構造を活かした勾配天井で、開放感がありおしゃれな空間に仕上がりました。
つくば市の平屋モデルハウス情報
わたしたち感動ハウスは、つくば市に平屋の暮らしを体験できるモデルハウスをご用意しています。
「大地とつながる小さな家」がコンセプトで、1階部分が25坪のコンパクトで暮らしやすい間取りとなっています。
生活に関する動線も短くコンパクトにまとめ、効率的な暮らしをイメージしていただけます。
優雅なひと時を楽しめるアウトドアリビングもご用意しています。ぜひ平屋ライフのイメージづくりにご活用ください。
住所 | 〒305-0817 茨城県つくば市研究学園6丁目51番地12 つくばハウジングパーク内 |
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TEL | 0120-04-3545 |
営業時間 | 10:00~18:00 ※予約制 |