【新築】おしゃれな和室のデザイン実例集|後悔しない間取りのポイントも解説
このコラムでは、新築で真似したくなるようなおしゃれな和室デザインの実例をたくさんご紹介します。
最近の新築住宅では、和室や畳スペースの良さが見直されています。リビングに隣接させたり、小上がりにしたりなど、間取りの工夫次第で使い勝手の良い便利なスペースになります。
注文住宅を検討中の方や、和室を間取りに上手に取り入れるアイデアが知りたい方は参考にしてくださいね。
コラムのポイント
・和室は、来客用や仏間として使うのはもちろん、リビングに隣接させたり、小上がりにしたりなど、間取りの工夫次第で、子育てや家事にも使い勝手の良い便利なスペースになります。
・引き戸で仕切られていることを活かして、リビングなど他の部屋とつなげて大きな空間を作ったり、回遊性のある間取りを作ったりしやすい点も魅力です。
・新築で和室を間取りに取り入れる際は、用途を明確にした上で、最適な場所や広さを確保し、必要な設備を整えることがポイントになります。
Contents
【新築】おしゃれな和室のデザイン実例
回遊できるリビング横和室
間仕切りで個室・オープンを切り替えられる、可変性の高いリビング横和室の間取り事例です。
モダンテイストの和室なのでリビングとのデザインバランスも良く、エアコン&廊下への扉も備えているので寝室にも使えます。
将来使わなくなったときも、間仕切りを撤去するだけで簡単にリビングを拡張できます。
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玄関直結で来客時にも便利なモダン和室
玄関から直接入れる、お客様をスムーズにお招きできる和室の間取り事例です。
色違いの畳を交互に敷く市松模様のような表現で、他の場所とも統一感のあるモダンなデザインの和室に仕上げています。
部屋の一角には「堀座卓カウンター」を設けて、読書やテレワークにも使える便利なスペースになっています。
玄関とリビングをつなぐ小上がり和室
リビングと玄関の土間スペースをつなぐように作った小上がり和室の事例です。リビングとは扉、玄関土間とは障子で仕切られているため、個室としても使えます。
リビング側の扉を全開口すれば、開放感たっぷりのくつろぎ空間になります。
玄関横の土間スペースからすぐに入れるため、お客様を招いておもてなしにも活用しやすい間取りです。
和室の内装は縁がなく半畳サイズの「琉球畳」で和モダンなデザインに。和紙風のブラインドを通して柔らかな光が差し込みます。
▼みんなが「集える」心地よい空間がある住まい-筑西市 Y様邸-
新築で和室を上手に取り入れる間取りアイデア
和室を取り入れた、暮らしやすい間取りアイデアを紹介します。客間や仏間としてはもちろん、工夫次第で子育てや家事にも便利に使えておしゃれなスペースになりますので参考にしてくださいね。
リビング横に和室を作る
和室を作るスペースとしておすすめなのが、リビングの横です。
畳はフローリングよりも柔らかく衝撃を吸収するため、お子さまの遊び場やお昼寝スペースにも適しています。
和室がリビングやキッチンの近くにあれば、お子さまを見守りながら家事をしやすく、洗濯物をたたんだり、アイロンがけをしたりするスペースにも使えます。
個室として来客時などに使えるのはもちろん、引き戸にすることで、扉を開けてリビングと一体化した広い空間を作れるメリットもあります。
小上がり和室にする
畳スペースを他より一段上げて、小上がりにするのもおすすめです。段差をベンチとして使ったり、小上がり収納にしたりと便利に使えて、LDK空間のアクセントにもなります。
▼住み心地の良さを追求した「半平屋の家」-つくば市 K様邸-
上記の事例のように、段差部分に間接照明を付けることもできます。間接照明の効果でくつろぎや高級感のある雰囲気を演出できます。
リビングの一部の床を畳にする
扉や間仕切りを入れず、リビングの床の一部を畳にする方法もあります。
フローリングと段差のないフラットな畳スペースは、ラグやソファを置かなくても気軽に座ったり寝転んだりできるのが便利で、「作って良かった」という声も多い間取りです。
内装とマッチしたデザインにする
リビング横やリビングの一部に和室を作る場合は、統一感のある内装デザインにするのがおすすめ。
畳や壁、間仕切りなどの色や素材をリビングと揃えるとおしゃれな畳スペースに仕上がりますよ♪
新築の和室で後悔を防ぐ間取りのポイント
新築で和室を取り入れる際に知っておきたい、後悔を防ぐポイントについてまとめます。
用途を明確にしてプランニング
和室を作る際に、使い方の明確なイメージがない場合、「実際はほとんど使わないスペースになってしまった」と後悔する可能性があります。
和室はさまざまな使い方ができますが、自分たちの暮らしに本当に必要かどうかをよく検討しましょう。
来客対応やお子さまの遊び場など、主な使い方を想定してプランニングすることで、最適な和室の場所や広さ、必要な設備などが決めやすく、使い勝手の良いスペースになります。
使い方に合わせた設備を整える
例えば、和室をワークスペースとしても活用したいなら、造作机やコンセントを設置するなど、使い方に合わせた設備を整えることも重要なポイントです。
お子さまが成長し個室を使うまでは、リビング横の和室で物を管理したり宿題をしたりするという場合は、机や本棚などを置くことを想定して、窓やコンセントの配置を決めると良いですよ。
収納を作ると便利
和室は来客時や仏間として使うだけでなく、押入れやクローゼットを設置して収納スペースとして活用できます。
季節物や来客用の布団類など、頻繁に出し入れしない物やかさばる物を収納しておけるのでとても便利ですよ。
畳のメンテナンス方法や交換目安を把握しておく
和室や畳スペースを取り入れる場合は、畳のメンテナンス方法や交換時期の目安などを事前に確認しておきましょう。
普段のお手入れは畳の目に沿って掃除機やほうきがけをするだけで十分ですが、傷みや汚れが目立ってきたら、以下のようなメンテナンスをするのがおすすめです。
- ・裏返し(畳の上下を入れ替える)…約3~7年
- ・表替え(畳の表面と縁を新品に交換する)…約5~15年ごと
- ・新調(すべて新しい畳に交換する)…約10~20年ごと
畳の素材や使用環境によってもメンテナンスや新調のタイミングは変わってきます。適切にお手入れをしていればさらに寿命を延ばせる場合もあります。
また、最近はお手入れしやすく耐久性の高い樹脂製などの畳もありますので、ご自身にあったタイプを選ぶのがおすすめです。
まとめ
和室は、来客用や仏間として使うのはもちろん、リビングに隣接させたり、小上がりにしたりなど、間取りの工夫次第で、子育てや家事にも使い勝手の良い便利なスペースになります。
また、引き戸で仕切られていることを活かして、リビングなど他の部屋とつなげて大きな空間を作ったり、回遊性のある間取りを作ったりしやすい点も魅力です。
新築で和室を間取りに取り入れる際は、用途を明確にした上で、最適な場所や広さを確保し、必要な設備を整えることがポイントになります。
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