【家事動線の良い家】間取りアイディア6選|子育ての負担を軽減する家づくり
掃除に洗濯、食事の支度に買い出しに…。毎日やることがたくさんある子育て世帯。せっかく家を建てるなら、少しでも家事や子育ての負担を軽減できる家づくりを進めたいですよね。それぞれのご家庭のライフスタイルに合わせて間取り計画を立てていくことで、家事や子育ての負担を軽減することができます。
そこで今回のコラムでは、家事動線の良い家を建てるために知っておきたい間取り計画のポイントとアイディアをご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。
コラムのポイント
・掃除や洗濯、食事の支度といった家事をする時に、人の動きを線で表した家事動線。キッチンとリビングの回遊性やランドリールームの設置など、具体的な間取りアイディア6選をまとめました。
・毎日行う家事だからこそ、効率の良さ、利便性の良さを考えて家事動線を整えたいもの。家を建てた後で不満に思うことのないように、満足のいく間取り計画を立てていきましょう。
Contents
『家事動線』って何のこと?
新居の間取りやデザインを調べているとたくさん目にする、『家事動線』という言葉。そもそも家事動線とは、どのようなものなのでしょうか。
家事動線とは
掃除や洗濯、食事の支度といった家事をする時に、人の動きを線で表したものを家事動線といいます。家事動線を考えて間取り計画を立てることで、無駄な動きをすることなくスムーズに家事を進めることができます。
家事動線を整えるメリット
複数の工程を、同時進行で進めていく家事。洗濯機を動かしている間に掃除機をかけ、晩御飯の下ごしらえをしながら食器を洗い…とたくさんのことを進めていくからこそ、いかに効率よくできるかが重要です。
家事動線が整っていれば、行ったり来たりといった無駄な動きがなくなり、スムーズに家事を進めることができます。その結果やるべきことを減らし、子どもと一緒に遊んだり家族団欒の時間を過ごしたりといった本当に大切にしたいことに時間を使うことができるのです。
家事動線の良い間取りアイディア6選
家事動線の良い間取りにするためには、おさえておきたいポイントがあります。具体的な間取りアイディアと合わせて見てみましょう。
① キッチンとリビングの回遊性
対面キッチンにする、キッチンカウンター横にダイニングテーブルを設置する、などキッチンとリビングを行ったり来たりしやすい間取りにすることで家事動線は良くなります。
特にお子様が小さいうちは、集中して遊んでいるとはいえ家事をするために目を離すのは不安に感じるもの。キッチンにいてもリビングに目が届きやすい間取り、行き来しやすい間取りにしておけば、お子様から長時間目を離すことなく家事もしっかりと進めることができます。お子様が大きくなってきたら料理を手伝ってもらったり、一緒に片付けをしたりと自主性を促す環境としても最適です。
② 洗濯して干す流れが整うランドリールーム
洗濯まわりの『洗う・干す・たたむ・アイロンをかける』といった家事をまとめて進めることができるランドリールーム。まとめて家事を進めることができるので、忙しい子育て世帯にはかなり重宝するスペースです。
洗濯物を干したりたたんだりする時間を短縮できるのはもちろん、ランドリールーム内に洗濯物を干しておけば、急な雨や夜遅い帰宅時間になった時でも慌てることもありません。急な来客があった時も、ランドリールームの扉を閉めてしまえば安心です。お風呂や洗面所とまとめてキッチン横に設置しておけば、食事の支度と洗濯まわりの家事をよりスムーズに進めることができます。スペースに余裕があれば、検討してみるのもおすすめです。
③ 使い勝手の良いサンルーム
雨を気にすることなく洗濯物を干したり、天気の良い日はのんびり読書をしたりとたくさんの用途のあるサンルーム。ガラスに覆われたおしゃれなデザインが人気で、室内と庭とを繋ぐおしゃれなスペースとして人気があります。リビング横やランドリールーム横への設置が人気ですが、寝室の横に設置して第2のリビングルームのように活用する方法もあります。
サンルームがあれば、洗濯物をカラッと乾かすことができます。ランドリールームに隣接しておけば、家事もスムーズに進めることができるでしょう。明るく開放感のあるサンルームなら、お子様もリラックスして過ごすことができます。目が届きやすく声もかけやすいので、安心して家事を進めることができます。
④ 適材適所に設置した収納スペース
子育て世帯の大きな負担になる、お部屋の片付け。忙しい日々が続くとついイライラしてしまい、部屋も散らかりがちになってしまいますよね。すっきりと片付いたお部屋をキープするためには、大きい収納スペースがあれば良いという訳ではありません。家事動線を考えた上で、必要な箇所に最適な大きさの収納スペースを設置することが大切です。
お子様が小さい時はリビングで過ごす時間が長いことを考慮し、壁面収納や見せる収納を活用するのがおすすめです。成長するにつれて荷物は増えていくので、必要な物は自分で取り出し片付けることができるように収納スペースを設置しておけば、躾もしやすく子育ての負担軽減にもなります。
⑤ 玄関+勝手口+キッチンのつながり
お米やペットボトルなど、重く大きいものが多い食材やストック。週末の買い出しやネットショッピングでまとめ買いした時にスムーズに片付けることができ、使用するときも使いやすいように動線を考えて間取りを考えるようにしましょう。
最短ルートで行き来できるようにしておけば家事もスムーズに進めることができますし、何度も同じことをしなくても良いためストレスも軽減できます。
⑥ ファミリークローゼットにまとめて時短
家族全員の衣類を収納できる、ファミリークローゼット。衣類をまとめて管理できるため、各々のクローゼットを使うよりも洗濯物を片付けたり整理したりといった負担を軽減できます。持ち物が把握しやすいため同じ物を買ってしまうミスも防ぐことができますし、掃除もスムーズに。至るところにシャツや上着、鞄が散らかることなく、すっきりと片付けることができます。
家事動線を決めるポイント
家事動線の良い間取りを考えるときに大切なのが、事前の準備です。家づくり全てに通じるからこそ、計画的に進めていきましょう。
ポイント① 理想の暮らしを描く
新しい家を建ててどんな暮らしをしたいのか、どんなライフスタイルが理想なのか、まずは話し合いましょう。理想像が明確になれば、その理想を実現するための間取りプランを立てやすくなります。
ポイント② 優先順位を話し合う
理想のライフスタイルを描いたら、優先順位を話し合いましょう。希望を全て叶えることができるのが理想ですが、予算や土地の広さ、間取りによってはそうはいきません。自分たちにとって譲れない部分、妥協できる部分をしっかりと話し合っておきましょう。
ポイント③ 間取り図を元にもう一度話し合う
実際に家事をする動線をイメージしながら、間取り図を元に今一度検討してみましょう。違和感に感じる部分をそのままにしておくと、後悔につながります。担当者にアドバイスをもらいながら、満足のいく家事動線の間取りを考えていきましょう。
家事動線の良い家を建てるなら…
毎日行う家事だからこそ、効率の良さ、利便性の良さを考えて家事動線を整えたいもの。家を建てた後で不満に思うことのないように、満足のいく間取り計画を立てていきましょう。
家事動線は、実際に見て体感していただくことでより良さを実感することができます。土浦展示場、インターパーク展示場では間取り計画のポイントなどもあわせてご説明させていただきますので、お気軽にご来場ください。
モデルハウスの詳細はこちら