アウトドアリビングの新築間取り実例|後悔を防ぐポイントも
最近聞くことが増えたアウトドアリビングは、これから新築を建てるならぜひ検討したい間取りの一つ。
家の中とお庭の良い部分を持つアウトドアリビングは、おうち時間の幅を広げてくれます。
今回はアウトドアリビングのメリット・デメリット両面、後悔を防ぐポイントを解説します。
記事の後半で実際にアウトドアリビングを採用した新築実例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
コラムのポイント
・アウトドアリビングのメリットや広がるライフスタイルを紹介します。
・アウトドアリビングのデメリットと対策もしっかり把握しておきましょう。
Contents
アウトドアリビングとはどんな間取り?
室内と屋外の中間に位置し、リビングの延長として使う間取りのことをアウトドアリビングと呼びます。
ただウッドデッキやタイルテラスを作るだけでなく、リビングに隣接させるのがアウトドアリビングのポイント。
おうちキャンプ・屋外で在宅ワークなどライフスタイルが広がったことで、アウトドアリビングの人気が高まっています。
アウトドアリビングはアイデア次第でとってもおしゃれ&便利な間取りになるので、ぜひ一つの選択肢として検討してみてください。
アウトドアリビングのメリット
ライフスタイルが広がる
室内と屋外の中間的な特徴を持つアウトドアリビングなら、他の間取りではできないライフスタイルを実現できるのが大きなメリット♪
例えば天気の良い日に食事を楽しんだり、休憩時間にちょっとお昼寝したり。
お庭だと準備や片づけが面倒ですが、掃き出し窓でつながるアウトドアリビングなら面倒になりません。
テントを張ってお家キャンプ、趣味道具のお手入れなど、工夫次第でライフスタイルがさらに広がりますよ。
お子さんの遊び場になる
元気いっぱいなお子さんの遊び場にもアウトドアリビングはピッタリです。
屋内だとフローリングのキズやホコリが気になる遊具や遊びも、アウトドアリビングなら思いきり楽しませてあげられます。
お庭遊びは泥んこになってしまうことも多いですが、アウトドアリビングは室内の延長なので着替えやお風呂の手間が掛からないのも良いですね♪
リビングが広く見える
アウトドアリビングを配置することで、室内からリビングが広く見えるのも意外なメリットの一つです。
例えばリビングに隣接したウッドデッキは、高さを揃えるとフローリングが広がったような視覚効果を得られます。
掃き出し窓を閉めていても広く見えるので、いつでもリビングの開放感がアップします♪
アウトドアリビングのデメリットと対策
雨風が強いと使いにくい
屋外に位置するアウトドアリビングは、雨や風が強い日は普段通り使いにくいのがデメリットです。
梅雨時期などは使えない日が続くともったいないですし、逆にストレスの原因になるかもしれません。
【対策】⇒雨・風よけを考える
天候に関係なく毎日アウトドアリビングを使いたいなら、雨・風を遮る設備や工夫を考えましょう。
屋根をかけておけば、雨の日も読書やお昼寝などに使うことができます。
脱着可能なオーニングにして、使いたいときだけ屋根をかけるのもおすすめ。
建物や土地の関係で風が抜けやすい場所は、風よけフェンスや生垣などを組み合わせましょう。
後述する目隠しになりますので、快適なアウトドアリビングづくりにもつながりますよ。
虫が気になる
屋外スペースであるアウトドアリビングは、春~秋に虫が集まってしまうのも注意すべきデメリット。
いろいろな過ごし方を考えていたのに、蚊や虫が気になって結局使わなくなってしまうケースもあるようです。
【対策】⇒虫の出にくい環境をつくる
アウトドアリビングの虫をゼロにするのは難しいですが、お庭全体の環境づくりで減らすのは効果的な対策です。
防草シートやレンガなどを敷きつめて、地面に雑草が生えにくくすると虫の隠れ場所を減らせます。
シンボルツリーを植える場合は、虫の付きやすさや種類まで考えて選びましょう。
手入れが行き届かずお庭全体がジャングルになると虫が出やすくなるので、ムリなく管理できる庭造りを心がけてみてください。
建築費用が高くなる
アウトドアリビングは建物と別の外構費用が掛かるため、総工費はどうしても高くなります。 建物の価格だけ考えていると、外構費用で予算オーバーになってしまうケースも考えられます。
【対策】⇒設計段階で外構費用も想定する
アウトドアリビングの外構にも言えることですが、外回りは後で工事する場合も最初に外構費用まで想定しておきましょう。
住まいにかかるトータル費用で計算しておけば、後から予算が発覚して慌てることはないはずです。
アウトドアリビングの新築間取り事例
①2方向の動線がある平屋アウトドアリビング
日当たりの良い大きなウッドデッキは、二つの掃き出し窓から出入りできる動線を確保。
リビング・キッチン2つの動線があることで、のんびり過ごしたり、食事をしたりさまざまなシーンに活用できます♪
②カバードポーチ+ウッドデッキ
屋根付きのカバードポーチとウッドデッキをつなげ、天候に応じて使い分けられるアウトドアリビングに。
天気の良い日はウッドデッキで、雨の日はカバードポーチで、使えない日が無いのがうれしいですね。
アウトドアリビングの後悔を防ぐポイント
過ごし方を決める
用途が広いアウトドアリビングですが、過ごし方を決めないと結局使わなくなって後悔するケースが多いようです。
過ごし方が分からないと動線や広さが決められず、使いにくいレイアウトになってしまう可能性が高いです。
最初に用途をはっきり決めることで、必要な広さや設備が見え、快適なアウトドアリビングになります。
まずはアウトドアリビングで叶えたい時間やライフスタイルを話し合い、どうやって実現するのか考えていきましょう。
使いやすい動線をつくる
アウトドアリビングでの過ごし方が決まったら、用途に合わせて使いやすい動線を考えましょう。
「作ったけど使わなくなってしまった」パターンの失敗は、動線が悪く使いにくいことが原因になっているケースが多いです。
例えばアウトドアリビングで食事をする際、キッチンからリビングを大回りする動線だと配膳や片づけが不便ですよね。
キッチンやダイニングから直接出られる動線なら、普段の手間とそれほど変わらないはずです。
過ごし方に合わせてスムーズな動線を作り、快適&便利に使えるアウトドアリビングに仕上げましょう。
目隠しでプライバシー確保
外からの目線を防ぐ目隠しは、アウトドアリビングの後悔を防ぐため必ず考えるべきポイントです。
屋外のアウトドアリビングはプライバシーに配慮しないと、目線が気になって気持ちよく過ごせません。
周囲に人や車の通りが多い場所なら、ウッドデッキにフェンスを付けたり、パーテーションで囲いをつくったり工夫しましょう。
圧迫感が出ないように、境界フェンスや生垣などでプライバシーを確保するのも一つの手です。
メンテナンスも想定する
アウトドアリビングは雨風の影響を受けるため、耐久性や将来のメンテナンスまで見据えて考えましょう。
例えば天然木のウッドデッキは質感が魅力ですが、定期的な塗装が必要になり腐食するリスクも高いです。
樹脂製のウッドデッキなら塗装が不要で、雨に濡れて腐ったりシロアリ被害の心配がありません。
仕上げ方によってメンテナンスタイミングと費用が変わりますので、将来のことまで考えてみてください。
家具配置も想定する
アウトドアリビングでの過ごし方に合わせて、家具の配置まで考えることも大切です。
十分な広さで作ったつもりでも、椅子やテーブルを置いたら思ったより狭くなってしまうケースは多いです。
何人でどのように過ごすのかイメージし、必要な家具のスペースやレイアウトまで考えましょう。
屋外に置きっぱなしだと雨やホコリで汚れやすいので、アウトドア用の折り畳み家具を使うのも一つの手です。
屋外コンセントを用意
どのような過ごし方をする場合も、使いやすい場所に屋外コンセントを作るのがおすすめです。
パソコン・スマートフォンなどを充電したり、ホットプレートで料理したり、さまざまなシーンでコンセントは必要になります。
夜間の照明、電気式虫よけなど、コンセントがあることで過ごし方のバリエーションも広がります。
アウトドアリビングに適した土地を選ぶ
アウトドアリビングは外部環境の影響を大きく受けるため、適した土地を選ぶのも重要なポイントです。
せっかく素敵なアウトドアリビングを作っても、交通量の多い道路に面した土地では思うようにくつろげません。
広ければ良いわけではありませんが、土地に余裕がないと十分なくつろぎスペースをつくるのは難しいでしょう。
土地と住まいをセットで考えるのは基本ですが、アウトドアリビングも間取りの一部として土地選びの条件に加えてみてください。
まとめ
アウトドアリビングの間取りは、ライフスタイルが広がる素敵なアイデアの一つ。
理想のマイホームを目指すなら、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。
実際にアウトドアリビングの間取りを体感してみるのもおすすめです。
感動ハウスでは、茨城のつくば・土浦と栃木のインターパークにアウトドアリビングを体感できる展示場をご用意しております。
お近くの方は、ぜひご自身でアウトドアリビングの魅力を体感してみてください。