家づくりの豆知識

テクノストラクチャー工法のメリット・デメリット

 テクノストラクチャー工法のメリット・デメリット

 この記事では、パナソニックが開発・販売しているテクノストラクチャー工法について詳しく解説します。

テクノストラクチャーのメリット・デメリット両方を把握し、後悔のない家づくりができるように準備しましょう。  

 


コラムのポイント

・テクノストラクチャーの基本的な情報を分かりやすく解説します。
・坪単価や断熱性など、気になるデメリットやウワサについて回答します。


 

テクノストラクチャーとはどんな工法?

テクノストラクチャーの部材一覧

テクノストラクチャーは、木材と鉄を組み合わせた「テクノビーム」という梁部材を使う、パナソニックが開発した工法のことです。

木材の弱点を鉄で補うことで強度を高め、住まい全体に高い耐震性や設計自由度を持たせているのがテクノストラクチャーの特徴。

大手建材メーカーであるパナソニックが実寸大のモデルハウスで耐震実験を行い、耐震性を確認しているのも安心ポイント♪

2021年には全国累計7万棟を達成するなど、日本の木造住宅工法として広く支持されています。

大きな被害を出した2016年の熊本地震でも、テクノストラクチャーの建物は全壊・半壊ともに0棟でした。  

 

テクノストラクチャーのメリット

 

耐震性の心配が少ない

耐震等級のイメージ

テクノストラクチャーの家は許容応力度計算で構造計算を実施するため、一般的な注文住宅より耐震性の心配が少ないのが特徴です。

構造計算とは地震に対する建物の安全性を確認する大切な工程ですが、一般的な木造戸建て住宅では義務化されていません。

もちろん建築基準法に違反する家は建てられませんが、通常の注文住宅は構造計算を省略していることがほとんどです。

しかしテクノストラクチャーの家は全棟構造計算を実施するので、設計者によるバラつきなどの心配がありません。

またテクノストラクチャー工法の家は全棟耐震等級3に対応できるのも大きなメリット。

パナソニックが構造計算証明書を発行しているのも、耐震性に対する安心感がありますよね。  

 

間取りの自由度が高い

テクノストラクチャーによる大空間LDK 一般的な木造軸組工法と比べて、間取りの自由度が高いのもテクノストラクチャーの大きなメリット。

木造住宅で広いLDKやガレージなどを作る場合、中間に柱が必要になることが多いです。

鉄骨材で強度の高いテクノビームを使うと、一般的な木造住宅より広い柱スパンを取ることができます。

柱のない大空間を作れるため、よりライフスタイルにマッチした間取りを実現できる可能性が高くなります。  

 

加盟店による施工

パナソニックの基準をクリアした加盟店による、高品質な施工でマイホームを建てられるのもテクノストラクチャーのメリットと言えます。

テクノストラクチャーを扱えるのは、パナソニックの審査基準をクリアし、施工研修を受けた住宅会社・工務店のみです。

一般木造住宅のようにどの工務店でも建てられるわけではないため、当たりハズレの心配が少ないです。

また実際の施工では、工務店・住宅会社側のチェックに加え、専門家による二重チェック体制を敷いているのも特徴。

施工ミスや手抜きが発生しにくい仕組みなので、安心して暮らせるマイホームを建てることができます。  

 

パナソニックのアフターフォロー体制

テクノストラクチャーの家を建てると、施工店とパナソニックで連携してアフターフォローしてもらえるのもメリットの一つです。

パナソニックが365日24時間受付しているので、ガラス割れやカギの紛失といった緊急トラブル時も安心。

外壁塗装や消耗品の交換などメンテナンスも、施工店とパナソニックが連携して素早くサポートします。    

 

パナソニックのアフターフォローサービスリビングベルのバナー

 

テクノストラクチャーのデメリットはある?

一般的な木造住宅とテクノストラクチャーの違いやデメリットについて心配する方も多いようです。

テクノストラクチャーについてよくあるギモンや不安の声をピックアップしてお答えします。  

 

暑い・寒いってホント?

テクノストラクチャーの断熱

金属の部材を使うテクノストラクチャーは暑さ寒さに弱いというイメージを持つ方も多いようですが、大きな心配はありません。

金属製のテクノビームは単品で考えれば木材より熱伝導性は高いです。しかし断熱材で対策できますし、住まい全体では窓や外壁の断熱の方が影響は大きいです。

例えば屋根・窓・外壁・床下をすっぽり断熱層で包んでしまえば、金属の梁が外気の影響を受ける心配はありません。

テクノストラクチャーの標準仕様は施工店によって違うため、性能の高い断熱材やサッシで建てる会社を選ぶ事が大切です。 詳しくは次の章でも解説しますので、そちらも参考にしてみてください。  

 

坪単価は高い?

テクノストラクチャーの家の坪単価 強度の高いテクノストラクチャーの家は、一般的な木造住宅より坪単価が高いというイメージも強いようです。

テクノストラクチャーの標準仕様は施工店によって異なり、坪単価も住宅会社ごとに違います。

テクノストラクチャーでも坪単価が安い住宅会社もあれば、高価格帯の施工店もあり得ます。

ただしテクノストラクチャーはパナソニックの加盟店しか扱えないため、一般的な建材のようにたくさんの問屋や商社を通さず仕入れられるのが特徴。

ムダな中間マージンが発生しにくいため、結果的にコストパフォーマンスの良い家づくりができるということです。

詳しいテクノストラクチャーの坪単価については、相談会・モデルハウス見学などでお気軽にご質問ください。  

 

耐用年数はどれくらい?

テクノストラクチャーの法定耐用年数は22年で一般木造住宅と同じですが、実際は長い寿命が期待できます。

木材の弱点を金属で補ったテクノビームは年数が経ったときのたわみ量が少なく、強度を維持してくれます。

また一棟ごとの構造計算による高い耐震性も、揺れによるひび割れを防いで住まいを長持ちさせてくれるのが特徴。

外壁や屋根の塗装など正しいタイミングでメンテナンスすれば、一般木造住宅より長い耐用年数が期待できます。  

 

テクノストラクチャーの家の後悔を防ぐポイント

実際にテクノストラクチャーの家を建てて後悔したという方もゼロではありません。

テクノストラクチャーの家で後悔を防ぐためのポイントは、一般的な木造注文住宅と同じです。

テクノストラクチャーは建物の構造部分はパナソニックの部材&基準ですが、それ以外の標準仕様はビルダーによって異なります。

例えば断熱材やサッシの性能が低い住宅会社を選ぶと、テクノストラクチャーでも夏暑く冬寒い家になってしまうということです。

また間取りやデザインの提案力がない施工店だと、不満や後悔の残るマイホームになってしまうかもしれません。  

 

□テクノストラクチャー施工店選びのポイント
  • 断熱性・気密性
  • おしゃれなデザイン性
  • 暮らしやすい間取りの提案力
  • 保証期間・アフターフォロー体制
  • モデルハウスがあるか?

 

上記のように、テクノストラクチャーの施工店選びのポイントは、一般的な住宅会社選びと同じです。 テクノストラクチャーの家でも、住まい全体のクオリティは会社に左右されるということを念頭に比較検討してみてください。  

 

まとめ

テクノストラクチャーは、長く安心して暮らすための耐震性・耐久性を持つ工法の一つです。

マイホームの性能や安全性にこだわる方は、ぜひ選択肢の一つとして検討してみてください。

私たち感動ハウスはテクノストラクチャーの正規施工店として、耐震等級3・長期優良住宅基準の高品質なマイホームをご提供しています。

耐震性はもちろん、快適&省エネな断熱性、おしゃれなデザインや暮らしやすい間取りにもしっかりこだわります。

実際の間取りを体感いただけるモデルハウスもございますので、ぜひお気軽にご来場ください。

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感動ハウス編集部

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私たち感動ハウスは「帰りたくなる家」をテーマに、心豊かな時間を感じる空間づくりを大切に、日々の暮らしの中に、感動のある家をつくります。

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