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デザイン

化粧梁でおしゃれなマイホーム♪メリット・デメリットを解説

化粧梁でおしゃれなマイホーム♪メリット・デメリットを解説 意外と視界に入りやすく面積も大きい天井は、マイホームづくりの重要ポイントの一つ。

おしゃれな天井デザインとして人気なのが、本来隠れている梁を見せる「化粧梁」です。

今回は化粧梁のメリット・デメリット両面を詳しく解説し、実際の注文住宅事例もご紹介します。  

 


コラムのポイント

・おしゃれなマイホームづくりの選択肢として、化粧梁の特徴を把握しておきましょう。

・実際に化粧梁を使ったおしゃれな注文住宅事例を紹介します。


 

化粧梁とはどんなデザイン?

化粧張りがおしゃれなLDK 柱と柱をつなぐ横方向の構造体を「梁」と呼びます。

一般的な工法では、梁は天井の下地に隠れていますが、あえて露出させるのが化粧梁です。

「梁見せ天井」「見せ梁」と呼ばれることもあります。

化粧梁には、木造住宅に元々ある梁を露出させる方法と、ダミーの梁を後付けする方法があります。

また梁の見せ方にも複数のパターンがあるので、間取りや好みに合わせて選んでみましょう。  

 

化粧梁の種類

 

折り上げ天井

天井の一部を高くして梁を露出させる方法です。

折り上げ天井は二階の床がある場所でも採用しやすく、コストも抑えやすいのがメリット。

LDKの一部だけ折り上げ天井にして化粧梁を見せ、周囲とのゾーニングにも活用しやすいです。  

 

勾配天井

勾配天井で化粧梁を露出 平屋や2階の部屋など、屋根の形を活かして化粧梁を見せる方法です。

天井高が大きくアップし、お部屋の開放感が得られるのが特徴。

本来天井裏に隠れている空間を活用するので、床面積を消費せず化粧梁をつくれるのがメリットです。  

 

吹抜け

吹抜けで化粧梁を露出 二階までの吹抜けを作り、上下階の途中にある梁を露出させる方法です。

二階の床面積が減るので少しハードルは高いですが、大きな開放感と化粧梁の組み合わせはインパクト大です♪  

 

 

 

後付け

リフォームで天井を大きく壊したくない場合、化粧梁を後付けする方法もあります。

お手軽に化粧梁をつくれますが、今の天井面より低くなるので圧迫感が出ないように注意が必要です。

新築の場合あまりメリットがないので、前述した他の方法を選びましょう。  

 

化粧梁仕上げの種類(クロス巻き・塗装)

化粧梁の仕上げ方法はクロス巻き、塗装の2通りが主流です。

クロス巻きは柄やカラーが豊富で、壁と合わせたり目立つアクセントにしたりいろいろなデザインを楽しめます。

壁紙リフォームのタイミングで化粧梁のクロスも張り替えて、模様替えできるのもメリットですね。

塗装仕上げは天然木ならではの質感が魅力です。建具や窓枠などとカラーを揃えて、トータルコーディネートするのも素敵ですね♪

それぞれ選べるカラーや柄、質感が異なるので、お部屋全体のイメージに合わせて選ぶのがおすすめです。  

 

化粧梁のメリット

 

おしゃれなアクセントになる

化粧梁をおしゃれなアクセントに 化粧梁はおしゃれなアクセントになり、お部屋全体を彩ってくれるのが一番の魅力です。

天井は自然に視界に入ってくるので、化粧梁をプラスするだけでガラッとイメージが変わることも。

建物の構造である梁を活用しているので、取って付けた感が無くさりげないアクセントになるのも化粧梁の特徴です。

主張しすぎず程よいおしゃれ感が生まれるので、リビング・寝室などどの間取りにもピッタリ♪

またダクトレールを取り付けたり、化粧梁自体をライトアップしたり、照明プランのバリエーションも広がります。  

 

天井を高くできる

高い吹抜け天井と化粧梁の組み合わせ リフォームの後付け以外の方法なら、化粧梁を見せることで天井高がアップするのも大きなメリットです。

折り上げ天井と化粧梁の組み合わせで数十センチ高くなるだけでも、お部屋の開放感はかなり変わります。

勾配天井・吹抜けの場合はさらに天井高がアップするので、床面積以上の広いお部屋をつくることができます。

土地の広さや他の部屋との兼ね合いで床面積が確保できないとき、化粧梁で天井高を上げてみるのも一つの手です。  

 

立体感が生まれる

立体感のある化粧梁の天井 化粧梁を露出することで、お部屋全体に立体感が生まれるのもメリットの一つ。

シンプルな四角いお部屋でも、化粧梁を組み合わせると立体感が出て高さや奥行きを強調できます。

自然と視線が化粧梁に誘導されることで、視界抜けが良くなってお部屋が広く見えるケースも多いです。

リビングの雰囲気が物足りないと感じるとき、変化を出すためのデザインとして取り入れるのも良いですね♪  

 

化粧梁のデメリットと対策

化粧梁の天井

シーリングライトを使いにくい

化粧梁は天井に凹凸が生まれるため、全体を均一に照らすシーリングライトだと影ができてしまうことが多いです。

シンプルでコストパフォーマンスの良いシーリングライトが使いにくいのは、デメリットと言えるかもしれません。  

 

【対策】⇒多灯分散でおしゃれにコーディネート

化粧梁のお部屋は大きな照明一つでまかなうのではなく、小さな照明を分散しておしゃれに仕上げてみましょう。

ダウンライト・スポットライトなどの小さな照明でも、複数組み合わせれば十分な明るさを確保できます。

ほんのり明暗を付けることで、ホテルやアパレルショップのような高級感を演出することも可能です。

照明の位置や向きを変えられるダクトレールなども活用し、化粧梁を魅力的にライトアップしてみてください。  

 

上下階の音が伝わりやすい

折り上げ天井と化粧梁の組み合わせは、天井裏空間が薄くなるので上下階の音が伝わりやすくなるのも注意すべきデメリットです。

また吹抜けで化粧梁を見せる場合も、隣接する部屋が増えるので音が気になるケースが多いようです。

上の階の足音、下の階のテレビや話し声など、静かに過ごしていると気になることがあるかもしれません。  

 

【対策】⇒上下階の生活時間帯を考える

上下階の音の伝達対策としては、各部屋の用途や生活時間帯をシミュレーションするのが効果的です。

例えばリビングの上に子供部屋が重なると、テレビや話し声でお子さんが眠れなくなってしまうかもしれません。

しかしご夫婦の活動・就寝時間帯が一緒なら、リビングの上に主寝室を重ねれば音は気にならないはずです。

構造による音対策は限界があるので、間取りの工夫で音が気にならないように考えてみましょう。  

 

コスト増になる

化粧梁の施工方法によっては、建築コストが増加することもあります。

例えば本来梁のない場所に化粧梁を付ける場合、追加の材料費・工賃が掛かります。  

【対策】⇒元々ある梁を上手に活用する

元々ある梁を活用した化粧梁 なるべくコストをかけず化粧梁をつくるには、建物に元々ある梁を露出させるのが一番効果的です。

本来の梁を活用すれば、クロス巻きや塗装など最小限の材料と手間だけで化粧梁を作れます。

梁は建物を支えるための部材なので場所や方向は自由に選べませんが、間取りとの兼ね合いで上手にデザインに活かしてみましょう。  

 

ほこりが溜まる

高い場所にある化粧梁はお掃除がしにくく、天端のホコリが気になる方も多いようです。  

 

【対策①】⇒折り上げ天井タイプにする

化粧梁のほこり掃除に手間をかけたくない方は、折り上げ天井タイプにするのがおすすめです。

天井と梁の間にすき間がないのでホコリが溜まらず、お掃除の手間が生まれません。  

 

【対策②】⇒上から掃除できるようにする

勾配天井や吹抜けなど化粧梁の上部が見えるデザインの場合は、お掃除のことまで考えて設計しましょう。

例えば二階ホールから手が届く位置に化粧梁があれば、長い柄のモップやほうきでお掃除できます。

難しい場合は脚立をかけ、はたきなどで床に落としてからお掃除しやすいレイアウトを考えましょう。    

 

化粧梁のおしゃれな注文住宅事例

 

事例①部分吹抜け×化粧梁

部分吹抜けと化粧梁の組み合わせ 事例詳細⇒シンプル×個性的なデザインが目を惹く平屋-K様邸-

リビングの一部を部分吹抜けにして、開放感と化粧梁をプラスしたお住まいです。  

化粧梁でリビングの奥行きを強調 連続する化粧梁で立体感が生まれ、さりげないアクセントとしてお部屋を彩ってくれます。  

 

事例②勾配天井×ロフト×化粧梁

勾配天井・化粧梁・ロフトの組み合わせ 事例詳細⇒つくば市 T様邸

平屋の屋根形状を活かした勾配天井で化粧梁を露出し、ロフトと組み合わせて空間も上手に活用♪  

ロフトからリビングの眺め

ロフトからリビングの眺めも、化粧梁があることでより素敵な雰囲気に仕上がりました。    

 

まとめ

化粧梁を間接照明でライトアップ

さりげないアクセントになる化粧梁は、おしゃれなマイホームを目指すならぜひ検討したいデザイン。

平屋・二階建てどちらでも活用できますので、リビングや寝室などいろいろな間取りと組み合わせてみてください。

私たち感動ハウスは、お施主様の生活に寄り添う、おしゃれで暮らしやすいマイホームをご提案する住宅会社です。

化粧梁はもちろん、さまざまな間取り・デザインアイデアがございますので、どんな夢・ご要望もお気軽にご相談ください。

茨城の土浦・つくば、栃木の宇都宮インターパークには、実際のデザインを体感できる展示場もございます。 お近くの方は、ぜひご活用くださいませ。

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監修者情報

感動ハウス編集部

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私たち感動ハウスは「帰りたくなる家」をテーマに、心豊かな時間を感じる空間づくりを大切に、日々の暮らしの中に、感動のある家をつくります。

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