家づくりの豆知識
間取り・収納

おしゃれな土間のある家を建てたい!活用法と間取り計画のポイント5つ

土間のある家の間取り

昔ながらの土間のある家ですが、最近はその使い勝手の良さが見直され、多くの注文住宅に取り入れられています。せっかく家を建てるなら、おしゃれで便利な土間をつくりたいですよね。

そこで今回は、おしゃれで便利な土間の活用法とあわせて、間取り計画のポイントをご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。  


コラムのポイント

・用途を考えておく、動線計画を立てておく、など土間のある家の間取り計画を立てる上で大切なポイントを5つまとめました。

・遊び場として、趣味のスペースとして、土間には様々な活用法があります。用途に合わせて間取りを考え、おしゃれな土間のある家づくりを進めていきましょう。


 

 

 

おしゃれで便利な土間のある暮らし

土間のある家の間取り

おしゃれな土間ですが、そもそもどういったスペースなのでしょうか。

 

土間とは


玄関から入ってすぐのスペースに設けられている土間は、室内の中でも土足で歩き回ることができます。昔は土を固めただけでしたが、最近はコンクリートや漆喰などで固めておしゃれな空間に仕上げたものも多く、好んで注文住宅に取り入れる方が増えてきました。

土間があれば、暮らしをより便利で快適にできます。どのような使い方をしたいのか、家族で話し合った上で間取り計画に取り入れていきましょう。    

 

 

おすすめの土間の活用法

土間のある家の間取り

土間には、様々な活用方法があります。  

 

活用法① 子どもたちの遊び場


土足で歩き回ることができる土間なら、汚れることを気にせずのびのびと遊ぶことができます。家の中なので目が届きやすく、コミュニケーションもとりやすくなります。天気の悪い日も、大人はゆっくり過ごしたい休日も、遊び場として大活躍するでしょう。  

 

活用法② 土間リビング


広い敷地を活かして、土間リビングを設置する間取りもおすすめです。水や汚れに強いため、ちょっとした汚れなら気にすることなく使うことができます。夏場は、コンクリートや漆喰によってひんやりと涼しい空間で心地よく過ごせます。

土間リビングを眺めながら、庭や外の景色とのつながりを楽しむこともできるでしょう。  

 

活用法③ 収納スペース


靴やアウトドアグッズなど、いつの間にか増えてしまう持ち物も、土間があればスッキリと収納できます。土間は汚れに強いので、土やホコリを気にせず収納できるのも魅力です。棚をうまく活用して、見せる収納にしてもいいですね。

外で使う持ち物を玄関付近に保管できるようにしておけば、室内の収納スペースを増やす必要もなくなります。  

 

活用法④ 趣味のスペース


DIYをしたり、自転車のお手入れをしたり、土間は趣味のスペースとして活用できます。ひと目を気にすることなく趣味に没頭できるので、休日の楽しみにもなりますね。

天気にも左右されないので、植物を育てたりガーデニングをしたりするスペースとしても活用できます。  

 

活用法⑤ コミュニケーションスペース


広めにつくっておけば、お客様に気軽に過ごしてもらえるスペースに。玄関横の土間なら、すぐにゆっくりと過ごしてもらうことができます。もちろん、友人や子どもたちが遊びにきた時も大活躍です。

リビングとは別のスペースをつくることができるので、部屋が散らかっている時でも安心ですね。  

 

 

 

 

【土間のある家】間取り計画のポイント5つ

土間のある家の間取り

それでは、土間のある家の間取りポイントを順番にご紹介します。

 

ポイント⒈ 用途を考えておく


土間のある家を建てる場合、あらかじめ用途を考えておきましょう。収納スペースや趣味のスペースなど、どういった使い方をするのかによって、

・どのくらいの広さが必要なのか

・採光できた方が良いのか

・適した素材はなんなのか

など異なります。 今後、用途が変わる可能性も踏まえて、様々な使い方ができる素材やデザインを選んでおくと安心です。  

 

ポイント⒉ 開放感のあるデザインを取り入れる


のびのびとした空間を演出する土間は、開放感のあるデザインを取り入れてみましょう。

・吹き抜けを設置する

・玄関から土間の床材の色を統一する

・土間から中庭につながるように設計する

など、統一感のある素材を選んだり視覚効果を利用したりすることで、実際の広さよりも開放感のある空間に感じられるようになります。

土間のある家の間取り

設置する場所によっては暗くなりやすい場所だからこそ、より快適な場所になるよう工夫してみましょう。  

 

ポイント⒊ 使い勝手の良い広さにする


どういった使い方をするのかによって、使いやすい広さは異なります。一般的に、1〜2畳ほどあれば十分とされています。しかし、キャンプ道具やアウトドアグッズのような大きな荷物を収納する、ゆとりを持って作業できるDIYスペースにする、というのであれば、もう少し広い方が使いやすいでしょう。

土間のある家の間取り

▶︎平屋でゆるやかにつながる店舗併用住宅-つくば市S様邸-

 

他のスペースとの兼ね合いもありますが、どのくらいの広さにするのか迷う時は、余裕を持って設計しておくと安心です。空間に余裕があれば、荷物の出し入れもスムーズにできるので、余計なストレスもかからなくなります。  

 

ポイント⒋ 動線計画を立てておく


リビングやキッチンに通り抜けできる場所に土間を設置する場合、動線計画も立てておきましょう。 土間に収納スペースを設けておけば、運び込むのが大変な飲料水やお米といった重い荷物を保管できます。料理に使用する時も、キッチンからすぐに取りに行くことができます。子どもたちが外遊びで使用するおもちゃをまとめておけば、リビングから土間を通り、おもちゃを持ってすぐに外に出ることも。

土間のある家の間取り

▶︎みんなが「集える」心地よい空間がある住まい-筑西市 Y様邸-

 

新しい住まいでどんな暮らしをするのか、その時家族みんなはどんな動きをするのか、あらかじめイメージしておくと、動線計画はスムーズです。  

 

ポイント⒌ ドアの有無を決めておく


開放感のある空間にしたいものの、中身が見えるのは気になる……という方は、扉の設置を検討しましょう。扉を設置しておけば、散らかった土間の中がお客様に丸見え、ということもありません。引き戸や折れ戸など、開け閉めしやすい扉を選ぶのがおすすめです。

扉を設置すると中身が見えない、散らかっていてもすっきりとした印象になる、などメリットもありますが、通気性が悪くなる可能性もあります。北に位置していたり、採光が難しかったりする場合は、注意して換気システムを整えておきましょう。  

 
 

 

 

土間のあるおしゃれな家を建てるなら…

土間のある家の間取り

趣味のスペースとして、収納スペースとして、遊びのスペースとして、土間があれば家で過ごす時間をより快適なものにできます。今回ご紹介したポイントを参考にしながら、おしゃれな土間のある家を一緒に建てていきましょう。

 

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監修者情報

感動ハウス編集部

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