注文住宅を建てる時の注意点と対策|おさえておきたいポイントを解説
多くの人にとって一生に一度の大きなプロジェクトである家づくり。満足のいく家を建てるためには、予算や間取り、デザインなど様々なことを考える必要があり、慎重に準備を進めていく必要があります。
そこで今回は、注文住宅を建てる際の注意点と対策、理想の住まいを実現するためのポイントをお伝えします。後悔のない家づくりができるよう事前にチェックしてみくださいね。
コラムのポイント
・予算計画や土地探しなど、注文住宅を建てる時の注意点と対策を6つまとめました。
・注文住宅を建てて後悔しないためにも、適時計画を見直しながら慎重にプランニングを進めていきましょう。
Contents
注文住宅を建てる流れをまずは確認
まずは注文住宅を建てるまでの流れを確認しましょう。以下が基本的な流れです。
- 1 予算を検討する
- 2 理想の家を話し合う
- 3 ハウスメーカーを決める
- 4 提案プランを確認する
- 5 住宅ローンの審査、手続きを進める
- 6 工事請負契約を締結する
- 7 地鎮祭を行う
- 8 着工
- 9 完了検査と引き渡し
詳細については、以下のコラムに詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
注文住宅を建てる時の注意点と対策6つ
初めての家づくりではわからないことも多いもの。あらかじめ知っておきたいことはたくさんありますが、特におさえておきたい注意点と対策を6つまとめました。
① 予算計画
家づくりにかかる費用は大きく3種類、
- ・建物本体にかかる費用(全体の70%)
- ・土地の購入にかかる費用(全体の20%)
- ・手続き等諸費用にかかる費用(全体の10%)
こちらが必要です。
国土交通省が行った住宅市場動向調査によると、注文住宅の建築資金と土地購入資金の総額は全国平均で5,436万円、そのうち自己資金は1,665万円でした。
また、自己資金の内訳は預貯金や有価証券売却代金、退職金でした。83.2%の世帯が住宅ローンを利用しており、その返済額は平均で年間174万円になります。
参考:令和4年度 住宅市場動向調査 報告書|国土交通省
年収や貯蓄額、住宅ローンの利用額などを計算し、家づくりにどのくらい予算をかけられるのかをまずは検討していきましょう。
② 土地探し
選ぶ土地によって住み心地の良さが変わります。これから購入する場合は、
- ・注文住宅を建てるエリアの利便性
- ・今後の都市開発による将来性
- ・地盤の状態と安全性
- ・建築条件
など安心して暮らすことができるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。なかなか条件に合う土地が見つからないと焦ってしまいますが、ここで妥協してしまうと大きな後悔につながる可能性もあります。理想の家に見合う土地かどうか、じっくり検討することが大切です。
土地によって建てることができる家の大きさやデザインが変わってくるため、詳しくは住宅会社に確認することをおすすめします。
③ 住宅会社選び
家づくりを検討している多くの方が、住宅展示場やモデルルームで依頼する住宅会社を選びます。どういった家づくりをするのか、だけでなく、
- ・施工事例が豊富かどうか
- ・お客様からの評判
- ・担当者との相性
- ・アフターサービスや保証内容
- ・費用相場
など確認しましょう。
技術やデザイン、性能、費用面など、自分たちは何を重視しているのかを整理しておくと決めやすくなります。長い時間をかけて関わるからこそ、住宅会社や担当者との相性も重要なので、一緒に楽しく家づくりできるかどうかを見極めながら選ぶようにしましょう。
④ 打ち合わせ
デザインやプランを詰めていくために何度も繰り返す打ち合わせ。スムーズに進めていくためにも、家族で事前にしっかりと話し合い、完成イメージを共有しておくことが大切です。
- ・希望している間取りやデザイン
- ・設備のグレード
- ・譲れないポイント
- ・予算と優先順位
など、具体的にまとめておきましょう。
完成イメージが共有されていないと、たくさん打ち合わせを進めても納得のいかない形に仕上がってしまう可能性があります。後のトラブルを避けるためにも、打ち合わせした内容は記録を取りながら必要なことを決めていきましょう。
⑤ 間取り計画
間取りは住まいの快適性に大きな影響を与えます。今のライフスタイルに合わせて考えることも大切ですが、お子様の進学や巣立ち、家族の人数の変化などライフステージの変化も想定して決めていきましょう。
また、流行を取り入れすぎないことも大切です。あまり流行を取り入れすぎると、今は良くても数年後に古びた印象になる可能性があります。流行り廃りのないデザイン、家族みんなが落ち着く間取りを取り入れることで、心地よい暮らしを続けることができます。
⑥ 契約
住宅会社とは「建築請負契約」を結んで工事を進めていきます。そのため、工事の内容や費用など確認を慎重に行う必要があります。
打ち合わせの中で担当者からの説明はありますが、
- ・見積もりの詳細
- ・支払いのスケジュール
- ・工事のスケジュール
- ・土地条件に合ったプランになっているか
- ・間取りや設備の内容
など契約書は細部まで確認しましょう。
追加工事やプランの変更、工事の遅延などはトラブルになりやすい部分でもあります。不明点に関してはしっかりと確認し、納得した形で家づくりを進めていくことが大切です。
注文住宅を建てて後悔しないために大切なこと
家づくりは何度も行うものではないからこそ、後悔だけはしたくないもの。注文住宅を建てて後悔しないためにも、以下のポイントをおさえておきましょう。
適時予算の見直しを行う
予算通りに計画を進めていくことは大切ですが、予算を気にしすぎてコスト削減したり妥協しすぎたりしてしまうと、後悔してしまいます。
せっかく家を建てるなら、多少費用がかかっても満足のいく家を建てた方が良いでしょう。費用をかける場所とそうでない場所のメリハリをつけながら予算を使うことが大切です。
プランの決定は慎重に
間取りやデザインなど、納得いく形でプランを決めていくようにしましょう。「人気の間取り」「おすすめのデザイン」など参考にすることも大切ですが、実際に住むのは自分たちです。自分たちにとって、心地よい家、満足できる家なら長く大切に住み続けることができるでしょう。
注意点をおさえて理想の注文住宅を建てよう
注文住宅を建てる際には、予算の把握や信頼できる住宅会社の選定、デザインの工夫など注意点をおさえながら理想の住まいを実現していきましょう。
「感動ハウス」では、家族が「しあわせ」になれる家づくりのお手伝いをさせて頂きます。家づくりに関するご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。ぜひ完成見学会や展示場で実際に目で見て確かめてみてくださいね。