リビングに畳コーナーや小上がり和室|それぞれのメリット・デメリット
リビングに畳コーナーや小上がり和室があるとフローリングではできない活用方法が増えます。また、畳は和テイスト以外にもモダンやナチュラル、北欧風など組み合わせ方やデザインによってどのような住宅にも合わせることができます。
そこで今回は「機能性」と「おしゃれさ」を合わせもつ畳コーナーと小上がり和室のそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。家族が快適に過ごせる家づくりの参考にしてみてくださいね。
【コラムでわかること】
- ・畳コーナーのメリット・デメリットがわかる
- ・小上がり和室のメリット・デメリットがわかる
- ・設置するときのポイントがわかる
Contents
畳コーナーと小上がり和室の違い
畳コーナーとは、リビングの一部がフローリングではなく畳になっていることです。和室ほど広くスペースをとらないため気軽に畳を感じることができます。
小上がり和室は、フローリングより一段高くして畳スペースがあることです。一般的に畳コーナーより広く設計されます。
畳コーナーのメリット・デメリット
メリット
・赤ちゃんや大人のお昼寝場所に
フローリングと比べて柔らかい畳は、赤ちゃんやお子様をそのままお昼寝させることができます。また、大人も休憩することができ、ソファで横になるような気軽さがあります。日常的な家族のリラックスペースとして活用しやすくなりますね。
・キッズスペースとして活用
畳コーナーをキッズスペースとしてお子様の遊び場にすることができます。畳コーナーがおもちゃで遊ぶ場所と決めることで、リビング全体がおもちゃで散らかることを防ぐことができます。
また、おもちゃの収納場所として活用することもできます。お子様は好奇心旺盛なので片づける習慣がつくまではリビングのあちらこちらにおもちゃが散らかってしまうかもしれません。しかし、片づけ場所を一つの場所に決めておくことで片づける習慣がみにつけやすくなります。
・家事スペースとして
洗濯物を畳んだりアイロンがけをしたり家事をするスペースとしても活用することができます。フローリングの上で洗濯物を畳むより足が痛くなりにくく、家事がしやすくなって便利です。
・フラットなので安全
段差がなくリビングとフラットなので小さいお子様が転んだりつまずく心配がありません。安心して家事をしながら見守れますね。仕切りもないのでキッチンから見える位置であれば見守りやすく子育てしやすくなります。
デメリット
・フローリングより掃除しにくい
水やコーヒーなどをこぼして汚れた場合に、フローリングであればサッと拭いて綺麗にできても畳だと吸収してしまうため汚れがとりにくくなります。フローリングと比べて掃除がしにくいと感じる人もいるかと思います。
しかし、フローリングと畳コーナーの高さを一緒にすることでロボット掃除機を活用することができます。畳スペースは欲しい!掃除もロボットに任せたい!という人は畳コーナーが向いています。
小上がり和室のメリット・デメリット
メリット
・収納スペースを増やせる
段差が上がった部分に収納スペースをつくることができます。掃除道具やお子様のおもちゃ、必要書類など引き出しにしまうことができます。リビングに収納スペースがあると整理整頓しやすくなりますね。
リビングに収納をつくりたいけどリビングの広さは狭くしたくない!という人にもおすすめです。空間を立体的に有効活用しているのでリビングを狭くせずにすみます。
・立体感があり空間を広くみせる効果
段差をつくる小上がり和室は、立体感があるためフラットなリビングより広くみせる効果があります。また、リビングにアクセントをもたせるためおしゃれでワンランク上のリビングなります。友人にも自慢できる家になりますね。
・段差がイス代わりに
段差をイス代わりに活用することができます。ソファを置かずに段差に座って家族団らんすることもできますね。お子様が成長して床に座る機会が少なくなってからも十分活用することができます。
床に座った状態だと目線が下がりますが、段差に座ることでダイニングにいる人とも目線の高さが合いやすく、コミュニケーションがとりやすくなります。ソファより広々と座ることができるため、お子様が成長してもリビングを広く活用できるため居心地がよい空間になりそうですね。
・親が泊まれるスペースとして
子育て時期には特に親の助けが必要になります。小上がり和室は、親が泊まりに来た際に使ってもらうことができます。畳コーナーより小上がり和室のほうが広く設計されることが多いので十分に寝泊りすることができますね。
また、2階の部屋まで階段の上り下りが大変だと感じる親でも小上がり和室であれば気軽に泊りやすくなります。畳であれば布団も敷きやすく便利です。
・キッズスペースやワークスペースに
小上がり和室は、段差によって空間がわかれていることによりお子様が遊びまわる年齢になっても十分活用できるキッズスペースになります。
また、お子様が勉強するリビング学習スペースや仕事をおこなうテレワーク、趣味をおこなう作業スペースなど活用方法が多岐にわたります。フラットな畳コーナーより段差によって空間がわかれているので集中しやすくなります。
デメリット
・バリアフリーではなくなる
段差をあえてつくるためバリアフリーとは真逆になります。高齢者がいるご家庭では注意が必要です。毎日の段差にストレスを感じやすく、段差につまずくリスクがあります。
その他、段差によって掃除がしにくくなるという点があります。自動で掃除してくれるロボットは小上がりスペース部分までは掃除することができません。
・設置場所によってはリビングに圧迫感を与える
小上がり和室はアクセントになりおしゃれなリビングになります。しかし、設置場所によっては逆にリビングに圧迫感を与え狭いと感じさせてしまいます。
また、使い勝手も考慮し設置場所を決めましょう。キッチンからリビング、洗面所からリビングなど動線も十分に考慮して決めることが大切です。
畳コーナーや小上がり和室をつくるときのポイント
間仕切り
間仕切りを設置するのかも一緒に検討してみてくださいね。間仕切りがあると来客時に扉を閉めて隠すことができます。そのため、生活感をみせないおしゃれなリビングになります。
- ・赤ちゃんの授乳やおむつ交換ができる
- ・散らかったおもちゃをそのままにしても隠すことができる
- ・お子様を着替えさせることができる
間仕切りを設置すると上記のように活用方法が増えます。しかし、リビングの広さによっては狭く感じやすくなるかもしれません。間仕切りを設置する際には、広さと用途を考慮して検討してみてくださいね。
畳の色
畳の色は緑だけではありません。青色や灰色、フローリングの色と似た系統にして一体感をもたせることもできます。また、形も長方形や正方形などありデザイン性があります。
畳の色や種類によって「洋風なフレンチカントリー」「シックなモダン」「おしゃれな北欧風」など、どの住宅のテイストにも合わせることができます。
まとめ
畳があることでフローリングにはない活用方法があります。フラットな畳コーナーにするのか、段差をつくって小上がり和室にするのかは、ライフスタイルや家族構成、家の広さなどを考慮して検討してみてくださいね。
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