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完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画|茨城・栃木の家づくり

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

親世帯と子世帯が一緒に暮らす、二世帯住宅。いつでも顔を合わせることができる安心感はあるものの、快適に暮らし続けるためには慎重に間取りを考える必要があります。とはいえ、どんな間取りにすればいいのか、何に気をつけたらいいのか、などわからないこともたくさんありますよね。

そこで今回は、二世帯住宅を建てる前に知っておきたい間取り計画のポイントをご紹介します。これからの家づくりに、ぜひお役立てください。  

 


コラムのポイント

・ライフプランを話し合う、コミュニケーションをとりやすい場を設ける、など完全分離型の間取り計画を立てる上で大切な5つのポイントをまとめました。

・ひとつ屋根の下で複数人が生活するということは、安心もありますが時にトラブルにもなります。それぞれの暮らしを大切にしながら家族同士のコミュニケーションを円滑にするためにも、完全分離型の家づくりを進めていきましょう。


 

 

近年増えつつある二世帯住宅

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画 親世帯と子世帯が一緒に暮らす、二世帯住宅。新型コロナウイルス感染症の拡大ですぐにコミュニケーションを取ることができる大切さを実感した方はもちろん、子育て人員の確保、高齢者の見守りといった視点からも二世帯住宅を選択する世帯は増えてきています。

国も「こどもみらい住宅支援事業」のような住宅取得に伴う負担を軽減する施策を行い、二世帯住宅という暮らしを後押ししています。親世帯、子世帯ともに安心して暮らすことができるよう、理想のライフスタイルに合わせて間取り計画を立てていきましょう。

こどもみらい住宅支援事業:国土交通省

https://kodomo-mirai.mlit.go.jp    

 

 

 

 

 

二世帯住宅の間取りは3タイプ

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画
二世帯住宅の間取りは、大きく3つのタイプに分けられます。

 

① 完全分離型


それぞれの世帯が暮らす空間が完全に分けられた間取りを、完全分離型といいます。ひとつ屋根の下とはいえ、リビングや水回り、玄関など完全に分けられているので、プライバシーを守りながら必要な時にすぐにコミュニケーションを取ることができます。

お風呂やトイレなど、全ての設備と空間を2ヶ所以上つくるため建築費用が比較的高額になります。一方で、最もトラブルが少なく、満足度の高い間取りといわれています。  

 

② 部分共有型


玄関だけ、リビングだけ、といったように部分的に共有する間取りのことを部分共有型といいます。どこを共有するのかによって間取りにも様々なパターンがあります。

コスト面を重視したいのか、プライバシー面を重視したいのか、など何を重視しているのかによって間取りを変えることができます。

 

③ 完全共有型


寝室のような個室以外、全てのスペースを共有する間取りのことを完全共有型といいます。1世帯が暮らす間取りとほぼ変わらず、他の間取りよりも建築費用をおさえることができます。

プライバシーがほとんどなく常に顔を合わせる暮らしになるため、ルールを決めておくなどして、お互いが快適に過ごすことができるように工夫することが大切です。 それぞれの間取りにメリット、デメリットがありますが、家族みんなの快適な暮らしを実現するためには、完全分離型がおすすめです。    

 

 

 

 

二世帯住宅におすすめ!完全分離型の間取り計画5つのポイント

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

今まで別々に暮らしていたのであればなおさら、イメージが湧きにくい二世帯住宅での暮らし。住みやすさ、暮らしやすさを形にしていくためにも、これからご紹介する5つのポイントをおさえながら、二世帯住宅の間取り計画を立てていきましょう。  

 

ポイント① ライフプランを話し合っておく


価値観、ライフスタイルなど大きく異なる2つの世帯が共に暮らす以上、事前の話し合いは必要不可欠です。今の暮らしももちろんですが、10年後20年後を見据え、どんな暮らしをしたいのか、どんな人生設計をしているのかなどしっかりと話し合っておきましょう。

何を大切にしたいのかをお互いが知っておくことで、より満足度の高い暮らしを実現できますし、完全分離型だからこそ、ライフプランを考えた上で資金計画や間取り計画を立てておく必要があります。  

 

ポイント② 横割りにするのか縦割りにするのかを話し合っておく


居住スペースを上下で分けるのか、左右で分けるのかによって間取りプランは大きく変わります。

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

階段の昇り降りに負担がかかる親世帯は1階部分、子世帯は2階部分、という横割りにするのか、それぞれの世帯が1階も2階も使用できる縦割りにするのか、事前に話し合っておきましょう。  

 

ポイント③ 水回りは近くにまとめる


お風呂やキッチン、トイレなどの水回りは極力近くにまとめるのがおすすめです。トイレやキッチンのそばに寝室を設置してしまうと排水音が気になるのはもちろん、漏水などが起こった時に階下は大きなダメージを受けます。

また、配管を近くにまとめた方が工数を減らし建築費用をおさえることができる可能性もあります。 家の向きや土地の広さによってできることとできないことがあるので、希望する間取りが可能かどうかは事前に確認しておきましょう。  

 

ポイント④ プライバシーに配慮した動線


よりプライバシーに配慮するためには、完全分離型の特性を活かし玄関の場所を分けて間取り計画を立てていきましょう。いつ誰が出入りしているのかが分かりにくくなるためお互いの暮らしに干渉することが減り、それぞれのライフスタイルを守ることができます。

 

ポイント⑤ コミュニケーションをとりやすくしておく


それぞれのプラシバシーを守ることができて、適度な距離感を保つことができる完全分離型の二世帯住宅。一方で、せっかく一緒に暮らしているのにいつの間にか距離ができてしまった…という問題もあります。

完全分離型の間取りを採用しつつも、交流しやすいように1階部分に土間スペースを設ける、中庭を繋げてみんながくつろぐことができるようにする、などいつでもコミュニケーションを取れるように工夫しておきましょう。  

 

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

こちらは、ご長男夫婦を交えて3世代で暮らすために古い日本家屋の建て替えを希望していたN様の二世帯住宅です。

玄関部分は共有になっているため完全分離型ではありませんが、  1階にはN様夫婦とご両親、2階にはご長男夫婦とお孫さんが暮らす適度な距離感を保つ二世帯住宅になりました。

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

こだわったのは、「家族が集えること」と「ほどよい距離感をとれること」。

1階のLDKは家族8人が集える団らんの場にしました。平日は別々に食事をされていますが、週末には家族が全員集合して食卓を囲んでいます。

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

LDKの窓から一望できる四季折々の景色は、家族のお気に入りです。また、リビングにはお孫さんが遊べるスペースを作り、共働きのご長男夫婦をサポートできる工夫をしました。

▶︎この事例をもっとみてみる    

 

N様には、二世帯住宅づくりのエピソードや新しい暮らしのご感想もいただきました。

▶︎3世代が自分らしく住まう二世帯住宅の住まいづくりエピソード

 

 

 

 

 

二世帯住宅を建てるなら…

完全分離型がおすすめ!二世帯住宅の間取り計画

ひとつ屋根の下で複数人が生活するということは、安心もありますが時にトラブルにもなります。それぞれの暮らしを大切にしながら家族同士のコミュニケーションを円滑にするためにも、完全分離型の家づくりを進めていきましょう。    

「感動ハウス」では、家族が「しあわせ」になれる家づくりのお手伝いをさせて頂きます。家づくりに関するご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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感動ハウス編集部

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