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掃除しやすい家づくりのコツ|間取り・内装・設備・家具選びのポイント

掃除しやすい家の間取り・内装・家具選びのコツ

このコラムでは、注文住宅で掃除しやすい家にするための間取りや内装、設備、家具選びのポイントについて解説します。

茨城・栃木で注文住宅を建てる「感動ハウス」が設計・施工した、掃除が楽な間取りや内装の実例もご紹介。

リビングや水回りなど、日々のお手入れやメンテナンスが楽な家づくりがしたいという方は参考にしてくださいね。  

 


コラムのポイント

・掃除しやすい家にするには、プランニングの段階で「どのようにメンテナンスするのか」を想定しながら、間取りや設備を検討していくことがポイントになります。

・掃除がスムーズにできる動線を確保し、物が散らからないような収納計画を立てることで、掃除の手間が減り、家事全体の時短にもつながります。

・特に掃除に手間がかかる水回りは、水や汚れに強くお手入れしやすい素材や自動洗浄などの便利な機能を取り入れるのもおすすめです。


 

掃除しやすい家にする間取りのポイント

初めに、掃除しやすい家にするための間取りづくりのポイントを解説します。  

 

部屋はシンプルな形状にする

掃除しやすいシンプルな間取り

部屋の形は基本的に四角形で構成されるシンプルな間取りがおすすめです。

凹凸の少ないシンプルな部屋形状は、コーナーが少なくなるため掃除が楽になります。  

 

段差を少なくする

床面や壁面の凹凸・段差を少なくすることも掃除しやすい家づくりのポイントです。

床材の種類が途中で変わる部分に施工される見切り材や、引き戸のレールをなくすと床面がフラットになり、スムーズに掃除機やフローリングワイパーがかけられます。

また、ダウンフロアやスキップフロアは、上下に広がりが出て空間を広く見せるメリットがありますが、段差が多くなるため掃除が手間なことも。

1階と2階をつなげて大空間を作る吹き抜けは、掃除方法に工夫が必要なことも踏まえて採用を検討しましょう。  

 

収納は適材適所で造作も活用

床やテーブルに物があると、掃除の邪魔になって時間がかかってしまいますよね。

新築のプランニングでは、取り出しやすく片付けやすい、適材適所の収納づくりを心がけましょう。

 

造り付け収納のメリットを活かす

造作の収納棚

置き家具は部屋の隙間や凹凸が増えてホコリがたまりやすくなります。

壁や床に密着して固定されている造り付けの収納なら、隙間ができないため掃除が楽になりますよ。  

 

浮かせる収納を取り入れる

フロートタイプのテレビ台

家具の下を掃除するのが手間という方も多いのではないでしょうか。

最近は、壁に施工するフロートタイプのテレビ台など「浮かせる収納」の人気が高まっています。

フロートタイプのテレビ台は、床との間に十数センチの空間ができるため、掃除がしやすくなります。掃除ロボットを使う場合は通れる隙間の高さを確保しましょう。  

 

掃除用具収納は場所と形に注意

掃除用具の収納にも便利なスペース

掃除用具は廊下やリビングのクローゼットなどに収納を作るケースが多くなります。掃除用具を収納する場所は、各所に行きやすい家の中心付近がおすすめです。

掃除用具の収納は、スティッククリーナーやフローリングワイパーなど長い道具も収納できるスペースを作ったり、バケツなど濡れた物を置いても乾きやすい床面にしたりする工夫もおすすめです。

ロボット掃除機を使う場合は充電スペースを作り、コードタイプの掃除機を使うならコンセントの位置・高さにも配慮しましょう。

 

収納には扉をつける

扉付きのリビングクローゼット

扉のないオープンシェルフやクローゼットは「魅せる収納」や通気性の面で魅力的ですが、どうしてもホコリがたまりやすくなります。

掃除の手間を減らしたい場所には、扉付きの収納を採用しましょう。  

 

風通しの良い窓の配置

風通しの良い窓の配置例

風通しの良い家は換気がスムーズになりカビが発生しにくいため、掃除の手間を減らせます。

〈風通しの良い窓配置のポイント〉
  • ・部屋の中に風の入口と出口を対面させるように窓を配置する
  • ・高所に風の出口の窓を配置する(高所に風の出口の窓を配置する)
  • ・室内ドアや室内窓を使って家全体に風の通り道を作る

 

自然と風が抜ける窓の配置にすることで、湿気だけでなく家の中の嫌なニオイやウイルス、有害物質などを素早く外に出すことができます。  

 

回遊動線を作る

キッチンを中心にした回遊動線

1つの部屋や空間を起点に、家のさまざまな場所に行きやすい「回遊動線」のある間取りもおすすめです。

出入口が2か所ある空間を作ると、入った後そのまま進んで他の場所に出られるため、効率よく移動でき掃除の時間を短縮できます。  

 

外回りの工夫

舗装された玄関ポーチ・駐車スペース

一戸建ては家の中だけでなく外壁や庭などのメンテナンスも欠かせません。外回りの掃除が楽になるポイントをまとめます。

外構の舗装

庭や玄関ポーチ回りなどをコンクリートや防草シートで舗装すると、雑草が生えにくくなるため草取りの頻度を減らせます。  

セルフクリーニング機能の外壁

セルフクリーニング機能のある外壁は、雨と一緒に汚れも流してくれるため、美観を保ちやすく掃除の頻度も減らせます。  

バルコニーを採用しない

バルコニーは砂ぼこりやクモの巣、枯れ葉などがたまりやすいため、定期的な掃除が欠かせません。 また、バルコニーは長い間使わないでいると、汚れが落としにくくなることもあります。洗濯物の外干しをしないなど、使わない場合はバルコニーを作らないのも1つの方法です。  

 

 

掃除しやすい家にする内装・設備選びのポイント

掃除しやすい家にするなら、汚れにくく手入れしやすい内装材や自動洗浄機能付きの設備、家電などを導入するのもおすすめです。場所ごとに内装・設備選びのポイントをまとめます。  

 

キッチン

掃除が楽なキッチン(立ち上がりの壁)

ワークトップやシンクの素材

毎日使うキッチンのワークトップやシンクは、汚れが付きにくく、落としやすい素材を選びましょう。

ステンレスは汚れにくく熱や衝撃にも強いためお手入れがしやすい素材です。

人造大理石も汚れは落としやすいですが、お手入れ時は柔らかいスポンジを使うなどの注意点もあります。素材ごとにあらかじめ正しい掃除方法を確認して採用しましょう。  

 

壁面の仕上げ

キッチンの壁面は、タイル仕上げよりも「キッチンパネル」の方が、目地が少なくお手入れも楽になります。

キッチンパネルの素材は、ステンレスやメラミン化粧板、ホーローなどさまざまな種類があるため、メリット・デメリットを知った上で検討しましょう。  

 

対面キッチンの立ち上がり

掃除しやすいキッチン

ペニンシュラキッチンやアイランドキッチンなどの対面キッチンを採用する場合、シンク・コンロ前に立ち上がりの壁(カウンター)を作るとダイニング側への水はねを防げます。

カウンターを作るとワークトップや手元を隠せるのもメリットです。

 

キッチン収納

パントリー

キッチンを掃除しやすく綺麗に保つためには、ワークトップやカウンターがいつも片付いていることも重要ですよね。

キッチンの背面や吊戸棚カウンターパントリーなど、物の種類と量に合わせた収納を検討しましょう。

ディスプレイ収納はお気に入りを飾れておしゃれなキッチンにできますが、ホコリ掃除が頻繁に必要になる点も踏まえた上で採用しましょう。  

 

キッチンの掃除を楽にする設備を採用したい場合は、タッチレス水栓や自動洗浄機能付き/ノンフィルタータイプのレンジフード、IHクッキングヒーターなどがおすすめです。  

 

トイレ

タンクレストイレ

トイレはお手入れしやすさの観点から便器や内装を選ぶと、掃除の手間や負担感が大きく軽減します。

掃除しやすいトイレは以下のようなポイントで検討しましょう。

〈掃除しやすい便器の機能例〉
  • ・汚れがつきにくい素材
  • ・タンクレス設計
  • ・便座のリフトアップ機能
  • ・継ぎ目・フチなしデザイン
  • ・泡洗浄機能
  • ・ノズルの自動洗浄機能
〈掃除しやすいトイレ内装のポイント〉
  • ・防汚・抗菌・消臭機能付きの壁紙
  • ・汚れが拭きやすくニオイが付きにくい床材
  • ・出入りしやすいドア(引き戸・外開きドア)

 

洗面化粧台

垂直方向に水栓がある洗面台

垂直方向に水栓が付いている洗面台は、蛇口回りに水がたまらないため水垢や赤カビが発生しにくく、掃除の手間を減らせます。

また、タッチレス水栓も本体に水滴がつきにくく、水垢の発生を抑えやすいためお手入れが楽になりますので検討してみてください。  

 

ユニットバス

掃除が楽なユニットバス

お風呂もトイレ同様、掃除が面倒な場所の1つです。ユニットバスは、メーカーごとに床面やドア、排水口、鏡などのお手入れが楽になる工夫がされているので、自分に合ったものを選びましょう。  

 

床・壁材

水回りに適した床材を選ぶ

水が付きやすい場所や、湿気がたまりやすい場所はカビが生えやすいため、内装材が劣化しやすい点に注意して選択しましょう。

例えば水回りやペットのエサ&水飲み場などには、クッションフロアタイルなど、汚れを拭き取りやすく水に強い床材がおすすめです。

湿気がたまりやすい洗面脱衣所は防カビや吸湿性のある壁紙、玄関は水はけが良く乾きやすいタイルを使うとお手入れしやすくなります。  

 

照明

ペンダントライトなどシェードのある照明は定期的にホコリ掃除をする必要があります。

一方、天井に埋め込むダウンライトはホコリがたまらないため普段のお手入れは楽になります。

また、天井付近の間接照明はホコリがたまりやすく掃除の手間がかかりますので、採用する際は事前にお手入れ方法も確認しておくことをおすすめします。 

 

 

掃除が楽になる家具選びのポイント

脚のないソファ

家具や家電を配置するときは、移動しやすい動線を確保することが大切です。また、家具自体の素材や形状もお手入れしやすさに影響します。掃除が楽になる家具選びのポイントを紹介します。  

 

扉付きの壁面収納

扉付きの収納はホコリがたまりにくく、中身を隠せるので室内をすっきり見せられます。  

 

床にすき間ができないソファ

脚がないソファは下にホコリがたまらないメリットがあります。

ただし、脚のないソファは重いものが多く移動が大変な点に留意して検討しましょう。

脚付きのソファの場合は、フローリングワイパーやロボット掃除機が通れる隙間があるものを選ぶと掃除しやすくなります。  

 

キャスター付きの家具

重さがある家具でも、キャスター付きなら楽に動かせるので床掃除がしやすくなります。物を使いたい場所に移動できるのもメリットです。  

 

 

まとめ

掃除しやすい家にするには、プランニングの段階で「どのようにメンテナンスするのか」を想定しながら、間取りや設備を検討していくことがポイントになります。

掃除がスムーズにできる動線を確保し、物が散らからないような収納計画を立てることで、掃除の手間が減り、家事全体の時短にもつながります。

特に掃除に手間がかかる水回りは、水や汚れに強くお手入れしやすい素材や自動洗浄などの便利な機能を取り入れるのもおすすめです。

感動ハウスはお施主さま一人ひとりに丁寧なヒアリングを行い、ライフスタイルやライフステージに合わせて、一邸一邸心を込めたオーダーメイドの家づくりを実現します。

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感動ハウス編集部

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