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二階建て間取りをおしゃれにする方法|人気の9アイデアを実例付きで紹介

二階建ての間取りをおしゃれにする方法

二階建ての家の間取りは、オーソドックスであるがゆえに、個性を出すのが難しいと思われがちですが、おしゃれで快適な家にするコツはたくさんあります。

このコラムでは、二階建ての新築で人気の間取りや、二階建てをおしゃれにする間取りアイデアを実例付きでご紹介します。

二階建てならではの魅力を活かした、おしゃれで長く快適に住める家を建てたい!とお考えの方は、ぜひ参考にしてくださいね。  


コラムのポイント

・二階建ての間取りは、敷地条件を活かした明るく風通しの良い開放感のある空間づくりや、暮らしやすい動線計画に留意しながらプランニングしていくことが大切です。

・ご自身やご家族の生活スタイルや、将来のライフプランも見据えた間取りを計画していくことが二階建ての間取り成功のポイントになります。


 

Contents

二階建ての家はどんな間取りになる?坪数別の目安

二階建ての家の外観実例

二階建ての家の最適な形や間取りは、家を建てる土地の条件や周辺環境、家族構成などによって変わってきます。

敷地の建ぺい率や容積率などの条件、庭や駐車場の広さなどによって、住宅部分にどれくらいの面積(延べ床面積)が取れるかが決まってきます。

そして、延べ床面積がどれくらいかによって、実現しやすい間取りや部屋数の目安を付けることができます。

3~4人家族の子育て世代におすすめな延べ床面積30坪~40坪の二階建ての間取り例をご紹介します。

 

①25坪の二階建ての間取り例

延べ床面積25坪は約82.8㎡、約50畳の広さの家になります。 3〜4人暮らし向けの広さで、ゆったりとした2LDK~コンパクトな3LDKの間取りに適しています。

25坪で2LDKの二階建ての間取り例

25坪で2LDKの二階建ては、LDKは18~20畳、8畳前後の寝室が1部屋、6畳前後の子ども部屋が1部屋が目安になります。二人暮らしや、夫婦+お子さま1人などの2~3人家族にちょうど良い間取りです。 

25坪で3LDKの二階建ての間取り例

25坪で3LDKの二階建ては、LDKは16~20畳、4.5~6畳前後の個室3部屋が目安です。夫婦+お子さま1~2人の3~4人家族に適しています。  

 

②30坪の二階建ての間取り例

延べ床面積30坪は約99.2㎡、約60畳の広さの家になります。 3〜5人暮らし向けの広さで、3LDK~コンパクトな4LDKの間取りに適しています。

30坪で3LDKの二階建ての間取り例

30坪で3LDKの二階建ては、LDKは18~20畳、8畳前後の寝室が1部屋、6畳前後の子ども部屋が2部屋が目安で、夫婦+お子さま1~2人の3~4人家族に適しています。

30坪で4LDKの二階建ての間取り例

30坪で4LDKの二階建ては、LDKは16~18畳、4.5~6畳前後の個室3部屋+リビング続きの4.5畳の和室が1部屋というイメージです。夫婦+お子さま2人の4人家族に適しています。

30坪×4LDKで5人家族の場合、各個室を広く取るとLDKが窮屈になりがちなので、できるだけLDKを広くとり開放感を演出したり、リビングや二階ホールなどに共有のスタディコーナーを作って各個室をコンパクトにするなど、広く見せる間取りの工夫がおすすめです。  

 

③35坪の二階建ての間取り例

延べ床面積35坪は約115.7㎡、約70畳の広さの家になります。 3〜5人暮らし向けの広さで、ゆとりのある3LDK~4LDKの間取りに適しています。

35坪で3LDKの二階建ての間取り例

35坪で3LDKの二階建ては、LDKは20~23畳、6~8畳前後の個室3部屋が目安で、夫婦+お子さま1~2人の3~4人家族に適しています。 個室を小さめにすればLDKをさらに広くすることもでき、ゆとりがあり間取りの選択肢も豊富なのがメリットです。

35坪で4LDKの二階建ての間取り例

35坪で4LDKの二階建ては、LDKは20~22畳、8畳前後の個室1部屋+6畳前後の個室3部屋というイメージです。夫婦+お子さま2~3人の4~5人家族に適しています。

さらに、延べ床面積35坪の場合、LDKを16~18畳前後にするなど調節すれば、5LDKの間取りも実現可能です。  

 

総二階建て・部分二階建ての違いと特徴

二階建ての家は、一階と二階の形、面積が揃っている「総二階」と、家の一部分が二階建てになっている「部分二階建て」の二種類に分けられます。それぞれの特徴とメリット・デメリットについて簡単に解説します。  

 

​​​総二階建てのメリット・デメリット

総二階建ての外観実例

総二階建てとは、二階建てで一階と二階の形状、面積がほぼ同じ住宅を指します。

総二階の家はシンプルな形状で断熱性能や耐震性能を上げやすく、建築費用やメンテナンス費用などのコストパフォーマンスが高い点がメリットです。上下階で面積が同じなので、上下分離型の二世帯住宅にも適しています。また、平屋や部分二階建てと比べて、限られた土地でも延べ床面積を確保しやすいというメリットもあります。

一方で、デザインによっては外観がシンプルになりすぎてしまう点や、一階と二階が同じ面積のため、間取りのバランスがとりづらいケースがある点に注意が必要です。 また、斜線制限などの敷地条件によっては、総二階の家は希望通りの広さで建てられない場合もありますので、事前に施工会社に相談しながら土地選びやプランニングを行いましょう。  

 

部分二階建てのメリット・デメリット

部分二階建ての外観実例

部分二階建てとは、住宅の一部分だけが二階建てになっている、一階よりも二階が小さい住宅のことを指します。

部分二階建ては、二階は寝室や子ども部屋のみという間取りが多く、生活のほとんどが一階で完結して平屋のように動線の良い家になります。平屋のように暮らせるということから、最近は部分二階建ては平屋風二階建て、1.5階建てなどと呼ばれることもあります。

凹凸のある形状のため、デザイン性の高いおしゃれな外観にしやすいというメリットもあります。

一方で、総二階建てよりも建物の形状が複雑になるので、雨仕舞(住宅内への雨水の浸入を防ぐ施工)などの処理が増えて工事費用が高くなりやすい点や、高耐震化、高断熱化のコストも高めになる点には留意しましょう。  

 

二階建ての人気間取りアイデア

次に、二階建ての家で人気の高い間取りアイデアをご紹介します。感動ハウスで建てた二階建ての実例写真付きで紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

①吹き抜け

おしゃれな二階建ての吹き抜けリビングの間取り実例

吹き抜けは、一階と二階を一つの空間につなげることで、開放感のある大空間を作れるのがメリットです。

吹き抜けの二階部分に窓を設置すれば一階まで光が通るので、一階のリビングがとても明るい空間になります。  

 

②リビング階段

リビング階段のある二階建ての間取り実例

 リビング階段は、リビング内に二階へ上がる階段を設置する間取りです。

一階の廊下を省略できるためスペースの節約になり、家族が顔を合わせる機会も自然と増えることから、コミュニケーションしやすい間取りとして人気があります。

リビング階段をスケルトンタイプにして吹き抜けと組み合わせると、LDKと二階がひとつになったような、おしゃれな大空間が作れます。

 

③二階リビング

二階リビングは、二階の日当たりや眺望の良さを活かした快適なリビングを作りたい方におすすめの間取りです。二階リビングは、住宅が密集している地域など、一階に十分に採光が取れない場合や、周囲の視線が気になる場合などに特に有効です。

二階にバルコニーやテラスなどを作る場合、二階リビングと隣接させることで、屋外とリビングが一体となったような、開放的な半屋外空間を作ることもできます。  

 

④ロフト

ロフトのある間取り

二階の小屋裏空間を活用したロフトは、収納としてはもちろん、テレワークやキッズスペース、趣味部屋など様々な使い方ができる便利なスペースになります。 低めの天井が隠れ家的なワクワク感もあって、小さなお子さまがいるご家族にもおすすめですよ。

 

⑤スキップフロア(中二階)

スキップフロアのある二階建ての間取り実例

スキップフロアは、一階と二階や、一階と地下の中間などにフロアを設ける間取りで、縦の空間を活用して居住スペースを増やせるのがメリットです。

スキップフロアを通じて一階と二階がつながるので、コミュニケーションもしやすくなります。 ロフトやスキップフロアを取り入れることで、限られた延べ床面積でも数字以上にゆとりのある開放的な家が実現できます。

 

⑥中庭のある家

中庭のある二階建ての間取り実例

気軽に屋外とつながれる中庭のある家は、家の中にいても自然を感じられ、光や風を取り込める気持ちの良い家になります。

L字型やコの字型などの建物に囲まれた構造の中庭にすれば、プライバシーに配慮しながら安心してくつろげるアウトドアスペースになります。

 

⑦ビルトインガレージ(ガレージハウス)

ビルトインガレージのある二階建ての間取り実例 ビルトインガレージは、一階の一部にガレージを組み込む間取りで、玄関から屋根続きで雨に濡れずに車に乗れる利便性の高さが魅力です。

また、玄関だけでなく、リビングや廊下などからもガレージに出入りできるようにしたり、ガラス張りにしてお部屋からガレージの車を鑑賞できるようにしたりするなど、様々なパターンの間取りが作れるので、車好きの方には特におすすめですよ。

 

⑧ルーフバルコニー

プライベート感のあるルーフバルコニー(屋上)のある二階建ての間取り実例

ルーフバルコニーは、階下の屋根部分を利用したバルコニーのことを指します。

ガレージの屋根や一階の屋根の上に作るバルコニーや、最上階の屋根の上に作る屋上テラスもルーフバルコニーと呼ぶことがあります。 ルーフバルコニーは、広い庭をとりにくい立地や、住宅密集地などでも、プライベート感のあるアウトドア空間を作れるのがメリットです。

 

⑨ランドリールーム

室内干しができるランドリールームのある二階建ての間取り実例

二階建ての場合、洗濯機が一階、洗濯物を干す場所が二階のベランダなど家事動線が悪くなってしまう場合があります。そのため、間取り作りの上で、家事の負担が増えてしまわないような工夫が大切です。

そこでおすすめなのが、洗濯家事専用の部屋「ランドリールーム」を作る方法です。二階のベランダで外干しをするなら、ベランダにランドリールームを隣接させると使いやすくなりますし、室内干しがメインなら、ランドリールーム内に物干しポールを設置できるようにするととても便利ですよ。

 

二階建て間取りをおしゃれにする方法

オーソドックスであるがゆえに、個性を出すのが難しいと思われがちな二階建てですが、おしゃれに見せるアイデアはたくさんあります。二階建てをおしゃれにする間取りのポイントをご紹介しますので参考にしてくださいね。

開放感を演出する

開放感のある二階建ての間取り実例

開放感のある間取りは、圧迫感がなく明るい家になり、家族のコミュニケーションもしやすくなるなど、おしゃれで快適な家づくりに欠かせない要素です。

開放感のある家にするには、以下のようなアイデアがあります。

〈開放感のある家にする間取りアイデア〉

  • ・間仕切りは少なく空間をゆるやかに分ける
  • ・室内ドアは引き戸を活用して空間のつながりを作る
  • ・行き止まりのない回遊できる間取りにする
  • ・吹き抜けや勾配天井で縦に空間の広がりを出す
  • ・内と外をつなぐアウトドアリビング(半屋外空間)を作る

 

収納をバランス良く配置する

キッチンが散らからないパントリー

新築時に開放感のある動線の良い間取りを作っても、次第にモノが増えて通路がなくなってしまった、圧迫感が出ておしゃれ感がなくなってしまった、という失敗談もお聞きします。

このような失敗を防ぐためには、間取りの段階で実用な収納量を正確に把握し、必要な場所に必要な量の収納をバランスよく配置することが大切です。

家族構成やライフスタイル、将来の暮らしを見据えながら、収納の使い勝手、使用用途を考慮して配置することが成功のポイントになります。

 

トータルコーディネートで統一感を

ナチュラルテイストで統一感のある二階建ての内装デザイン

住宅の内装は、統一感のあるインテリアコーディネートを心がけると、おしゃれに仕上がります。

統一感を出すコツは、家全体で使う床材やクロスなどの内装材の種類や色を絞ってコーディネートしていくこと。まずは「モダン」「ナチュラル」「和風」など、大まかなジャンルから好きな内装のテイストをインターネットや雑誌などで集めていくと、自分が落ち着ける空間や使いたい素材、色などの傾向が見えてきますのでおすすめですよ。

 

二階建て間取りは暮らしやすさにもこだわる!

家づくりでは見た目のおしゃれさと暮らしやすさを両立したプランニングが最も大切です。二階建ての家の暮らしやすさがアップする間取りづくりのポイントをご紹介します。

  • ・効率の良い動線
  • ・生活リズムと音を考える
  • ・老後の生活も見据える

それぞれについて詳しく解説していきます。

 

効率の良い動線

家事動線の良い間取り

洗濯や掃除、お料理、買い物、ゴミ出しなど様々な暮らしの中での動きにかかわる「家事動線」や、 着替えや手洗いなどの外出準備、帰宅時などの動きにかかわる「外出帰宅・動線」など、家の中には生活上の様々な見えない「動線」があります。

二階建ての間取りづくりでは、上下階の移動も考慮しながら、様々な生活動線を効率的に計画することが重要になります。  

 

生活リズムと音を考える

二階建ての場合、二階の足音やトイレなどの生活音が一階に響きやすい点にも留意が必要です。

一階と二階のトイレや手洗い場は、上下階で位置を合わせて配置し、寝室からは離すようにすれば、家族の生活リズムが違っても生活音が気になりにくくなります。

また、水回りの位置を上下階で揃えれば、給排水の配管なども効率的に配置できるためコストダウンにもつながります。  

 

老後の生活も見据える

家づくりでは、今の暮らしだけでなく将来の生活も見据えて、可変性のある間取りを心がけると、長く快適に住み続けられる家になります。

例えば、足腰が弱くなってくる老後は、一階と二階を頻繁に行き来する生活がつらくなってくるかもしれません。 老後の生活を見据えた間取りの工夫は、

  • ・一階部分でできるだけ生活が完結するような間取りにする
  • ・一階のリビングを仕切って寝室にするリフォームを想定した間取りにする
  • ・廊下やトイレなどの壁は手すりを設置できるよう下地を補強しておく
  • ・室内ドアはバリアフリー化しやすい引き戸も検討する

など様々なパターンがあります。施工会社と相談しながら、ご自身やご家族の生活スタイルや、将来のライフプランに合った最適な間取りを検討していきましょう。

 

まとめ

二階建ての間取りは、敷地条件を活かした明るく風通しの良い開放感のある空間づくりや、暮らしやすい動線計画に留意しながらプランニングしていくことが大切です。

ご自身やご家族の生活スタイルや、将来のライフプランも見据えた間取りを計画していくことが成功のポイントになります。

二階建ては現在の日本の住宅で最も一般的な形態であることから、暮らしやすい間取り、普遍的な良い間取りと言われる成功事例もたくさんあるのがメリットです。インターネットや雑誌などでの事例収集はもちろんですが、工務店やハウスメーカーのモデルハウス見学や完成見学会にも参加し、まずは理想の暮らしに近い間取りを見つけて、それをベースに自分のライフスタイルや家を建てる土地に合うようにアレンジしていけば、失敗も少なく効率的にプランニングできますよ。

「感動ハウス」では、家族が「しあわせ」になれる家づくりのお手伝いをさせて頂きます。家づくりに関するご質問やご相談は、お気軽にお問い合わせください。 完成見学会や展示場でも、可能な限り相談に乗らせていただきます。

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監修者情報

感動ハウス編集部

感動ハウス編集部

私たち感動ハウスは「帰りたくなる家」をテーマに、心豊かな時間を感じる空間づくりを大切に、日々の暮らしの中に、感動のある家をつくります。

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